相田裕「GUNSLINGER GIRL」12巻
2010.05.14 Friday | category:「GUNSLINGER GIRL」
表紙はふたりの兄の手を取るエンリカ。それは慕っているようにも、縛っているようにも見える。
帯にある通り、遂にクローチェ事件の描写が来ます。
…とは言え、事件そのものはさらっと流されます。事件後のあれこれも「動乱の歴史」として扱われるような印象。
そこに至るまでのエンリカの心情の変化が主な描写。愛する兄の婚約者の存在をなかなか認められない13歳の少女。彼女にとっては、自分と兄の間に唐突に割って入ってきた他人だから。自分がここまで兄を待ち望んでいたのに、その女はあっさりと奪っていったから。
しかし飼い犬の大往生と周辺での不穏な動きを経て、妹はその婚約者を認める事に。自分の身の危機から始まってるんだから現金だなとか弱みに付け込まれたようなもんかなとか思わないでもないですが、それ以前の頑なさが意地っ張りでしたから、こうなって当然ではありますかね。何せ精神的に未成熟な13歳の少女ですし。
ジャコモに直接テロの依頼を行ったのが、若き日のクリスティアーノ。傍にはピノッキオやジョン・ドゥと言った懐かしい顔触れも居る。
イタリア史と言う意味でも、ジャンとジョゼの運命と言う意味でも重大な転換期となるクローチェ検事暗殺ですが、当事者のジャコモは「つまらん男だ。検事ひとり暗殺して何になる?」と嘲り、依頼者のクリスティアーノも無意味だと思っていた。
どちらも大してやる気なかったのに、組織の体面やらちょっと遊んでやるか程度の気持ちでやってのけ、見事成功させる。その程度の意識しか持たない者達に、ジャンとジョゼの家族は虐殺された。
クローチェ事件の第一報が流れるニュース画面を眺めるのは、学生時代とおぼしきロベルタ、警察官時代のプリシッラ、多分この頃から現役のロッサーナ、医者やってるらしいベリサリオ…と、これから物語に関わってくるメンツ。
そういやレスキリアンって見覚えあるなあと思ったら、以前のサンドロの上司でしたね。フェッロはそのまま公社入りしてるようだし、本当に色々な人が繋がってる漫画だ。描き分けが出来てるって事でもあるよな。画力上がったよなあ…紆余曲折あったけど、リアル系に偏りつつ義体達は可愛いままの今の絵柄が一番好きだ。
クローチェ事件が兄弟の復讐の火種となり、そして今クリスティアーノにとっても「息子と仲間を殺した公社への復讐」と言い放つ。
BCIを用いなきゃ会話すら出来なくなったクリスティアーノ。そのパソコン画面に「VENDETTA」と表示された時には伏線の見事さに震えた。その単語は、正にジャンとジョゼがジャコモに対する感情を表すものとして連作タイトルになってるものでもある。
ヘンリエッタの「未知のトラウマ」を押さえ込むために、最大量の投薬を行う事に。寿命は劇的に縮む。しかしジョゼは考えた末にそれを決行する。
…うわー。あのフラッシュバックを乗り越えた時(銃が壊れずに撃てた時)こそヘンリエッタが救われると予想していたのに。ジョセさん、凄い事やらかしますね。
人格しかとで投薬しまくってそうなリコが、結果的に安定してるってのが皮肉なのかもなあと思う。1期生は手探り運用だったから方法論も確立されていなかったってのもでかいんだろう。
或いはリコは全身麻痺の出身で、悲惨と呼べる記憶もない無垢な素体だったからか。フラッシュバックするような記憶がない。他の義体達は出自がなかなか悲惨なので、色々思い出す事もあるようだし。でも親に殺されかけたアンジェは結局それを思い出してないんだから、やっぱり行き当たりばったり運用なんだろうなあ…。
五国共和派が切り捨てて当局に売ろうとしたクリスティアーノが結果的に温存された格好となり、ジリ貧の五国共和派を支える状態になってるのが皮肉ですね。
あの時クリスティアーノは売られる事を良しとしていたのに、息子ピノッキオとフラフラコンビに救出されてしまう。そして彼らはクリスティアーノの代わりに死んでしまった。本来なら公社からの制裁を受け容れるつもりだったのに、大切な存在を殺された事で壮絶な恨みを抱く事となってしまう。
クリスティアーノの逮捕拘禁は、実はジャンとジョゼにとっては仕事の一部に過ぎなかった。自分達の恨みを晴らす方向には大して意味がなかった。なのに、こうしてとてつもない「恨み」を買う事となってしまう。これもまた皮肉であり、クローチェ事件のクリスティアーノの立ち位置と同じなのだ。
復讐の連鎖…と言う、ありきたりな言葉で説明は可能。
「復讐は何も生み出さない」と言うありきたりな言葉で彼らを説得する事は無理。何故なら彼らを止めようとする存在は、もう何処にも居ないのだから。
ジョセの前に現れるエンリカの幻は、復讐へと彼を焚き付ける。ありがちな「兄様が苦しむ姿は見たくはない」みたいな言葉は言わない。早く敵を殺せと言い放つ。
「思う存分戦うがいいわ。もう止める家族も居ないんだから」
――「エンリカの幻」ってのが本当に亡霊なのか、それともジョゼの心が生み出した彼の内心なのかは良く判らん状態です。以前ジャンが見たエンリカの幻も居るんだし。あっちはまあ普通の会話だったかなあ…ジャンの弱味を突いてきたけど。迷いらしきものが垣間見えた際に彼女は降臨するようです。
でも、ジャンはむしろソフィアを殺された事に恨みを抱いてたっぽいのにな。実際にテロ現場に駆け付けた際に叫んだのは、婚約者の名だし。なのにソフィアではなくエンリカの幻を見るってのは一体どう言う事なのかなーと思う。
バルカン半島のPKOに参加してたジョゼですけど、あの時代にカメラつき携帯って普及してたっけ?民間人のソフィアが使ってる位だし。どうもこの漫画世界での技術レベルが良く判らん。
いよいよ最後の戦い。1期生の寿命もカウントダウンに入っている状況。五国共和派を殲滅してしまえば、公社も店仕舞いと相成りそう…そうなった時、構成員はきちんと再就職先を与えて貰えるのかね。口封じに殺されそうな気がしないでもないのがイタリアクォリティ。
「GUNSLINGER GIRL-IL TEATRINO-」5月にアニマックスで放送のお知らせ
2009.04.06 Monday | category:「GUNSLINGER GIRL」
表題通りのエントリです。
…ああ、だから、2月にPPVに放流されたんだな。危ねえ危ねえ、そっちで購入するの忘れてて良かったよ。
金曜LEVEL22枠と言う事になってますが、放映予定を見るにその前に先行して5/3(日)深夜に一挙放送するようです。どうやらアニマックスGW特別編成に放り込まれるアニメらしい。でもそこでの放映は13話まで。
その後、通常放送でOVA収録の地上波未放映14話15話まで放映…その流れまでもが、現在の金曜LEVEL22枠の「よみがえる空」と同様の手法ですね。
何にせよ、5/3深夜なら自宅に居るので、その一挙放送で録画保存出来そうです。いい感じだ。予定通りならRDチャットしてる時間帯か?そこまで長時間はやってないか?
一挙放送で見るなら各話感想は無理かな。まあアレなアニメらしいので、毎回追いかけて熱心に感想書こうとしたら暗黒面に堕ちそうなんで、それで好都合かと思います。
「GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO-」全13話+OVA PPVのお知らせ
2009.02.03 Tuesday | category:「GUNSLINGER GIRL」
http://www.sukachan.com/anime/page/am007403.html
2月27日(金)〜3月12日(木)で、Ch160にて本編全13話(945円)、Ch161にてOVA(420円)。録画OK。
…ええ、正直これだけの金払うだけの価値があるのか、謎なんですけどね!
アニメ1期→原作と言う流れでファンになり、1期はゲーム同梱版とBOX両方を持ってたりする程に大好きなんですよね。たとえ、ラストでどう考えてもアンジェリカが死んでても、OPがヒラメエッタでも、DVDが通称イース枠状態でも、何故かクラエスがアンジェに見事な右ストレート炸裂させててもな!エルザエピソードの補完は見事でした。
ガンスリでアニメDVD初めて買いましたよ確か。今思えばこれが、アニヲタに片足突っ込ませてくれたアニメでした。今でもヲタって言うのがおこがましい程に知識ありませんが…声優さんとか作画とか。
それだけに、2期は評判があまりにも恐ろし過ぎて、今まで全く手を出していない。「2期はありゃ、がん☆すりだ!」てな御意見が本当に内容を言い当ててるっぽいしなー。1期見てなきゃ、2期は普通に凡作萌えアニメとして見ていいらしいし。つまり俺は記憶喪失になれってか。
見ないまま評価下すのは好きじゃないので(これは一貫して俺のポリシーです)、どうにかして見たくはあるのですが、レンタルするのもなあ…。面倒臭い。BS11で本放送やって、CSでは未放映だったんですよね。今AT-Xで1期やってるのでそのうちAT-Xで続けて2期もやるのかなーと思ってたら、PPV送りになったと言う訳です。
13話一挙放送って見るのも結構しんどいし、録画確保するのもめんどいなあ。せめて前半後半に分けてくれたらよかったのに。
OVAって、確かFantasmaなんですよね?1期の静謐なノリでアニメ化してくれるんなら是非見たかったんですが、がん☆すりだったらやだなあ。エンリカたんはあはあなジャン山に怯えるエッタちんが、本当にこの言葉通りの表現にされてそうで。一番安定してそうだったのに実はとてもヤバかったジャンさんと言うエピソードなのに。
レンタルじゃなくてPPVで見るのは録画確保のためなのですが、確保するほどのクォリティじゃなかったら無駄金だしなー。どうしたもんだか。まあ無駄っつっても1500円も行かないはした金ですけど。
本当にCSの通常アニメチャンネルでやって欲しかった。1期はフジ深夜アニメだったから、アニマックスでもやってくれたんだよな…。
Amazonは、昨年出た10巻の限定版。Amazonから買えるぞメール来たから貼ってみたんだけど、やっぱり品切れっぽいですね。
俺自身は当時あまりにも多忙だったので、10巻が出る事は知っていてもそれが限定版アリって事までは知らないまま発売日迎えてさあ大変でした。慌てて通販サイト巡っても軒並み全滅で、やっちまった…鋼じゃねーんだから限定版の方が通常版より入荷数多いって事はねーわな流石に…予約しとくんだった…とへこんでたら、行きつけの書店であっさり店頭確保出来ましたとさ。この辺にヲタは居なかったらしい。
いやー、いつも思いますが、世の中って舐めると結構甘いですよね!いやマジで(…この野郎
相田 裕「GUNSLINGER GIRL」 5巻
2005.06.10 Friday | category:「GUNSLINGER GIRL」
5巻。ひとまずキャラと伏線が片付き始めた。
ここでピノッキオが死んだ(はずだありゃあ)のは惜しいかもしれないが、トリエラとの決着をつけたからには彼はもうストーリー上出番はないはずなのだ。彼はトリエラを一回倒し、彼女が乗り越えるべき壁となり、そして彼女は見事乗り越えてしまったのだから。
フランコ&フランカとクリスティアーノが死んだかは微妙。もし誰かが生き残って逃亡していたとすれば、義体の存在が公社側以外の陣営にも明かされる事となる。
しかしクリスティアーノはパダーニャから当局に売られ、フラフラコンビはその身売りの妨害をした事になるのだから、今更パダーニャには戻れんわな。車ごとダイブ後に生きていたとしても負傷から復活出来るだろうか。
ついでなんでガンスリ自体に関して今更語る。
ロリペド漫画…の皮を被ったコンバットマガジン………のふりをした叙情的かつ淡々とした大人向けの漫画。だから女性読者も割と多いんじゃなかろうか。本誌の読者コーナーを見るからに。
まあアレだ。「何故女の子を暗殺者として使うんだ」と言う疑問で思考停止してる人は読んじゃいけない漫画だろう。
ちなみにその理由は簡単で、男の担当官が多い現状だと、女の子の方が「フラテッロ」としては適当だからだろう。条件付けによって担当官への絶対服従を命令付けられる義体達は、その服従の気持ちを「愛情」と言う気持ちに昇華(或いは誤魔化す)方が説明がつけ易いからだろう。同性同士だとそれはなかなか難しい。
「不具(どうでもいいがこの漢字が一括変換出来ないとは思わなかったぞIME)の女の子を洗脳して暗殺者に仕立て上げるなんて!」と言う道徳心溢れた人も読んじゃなりません。
この物語は不道徳だ。それは判り切っている事だ。それは、義体以外の公社の人間(担当官・医師・技師・その他職員)が自覚している。で、それがどうしたよ。
「一家殺人事件の生き残り(しかも自分も重傷で暴行を受けて自殺を望むまでに至っている)」やら「全身麻痺の病人」やら「両親から保険金殺人された子」やら…そんな女の子達に義体と言う自由に動く体を与え、条件付けによってそれまでの記憶を操作する。そういう機関だ。社会福祉公社は。
その義体の技術を「義肢」「人工臓器」として、民間に徐々に横流ししたり学会に論文を発表してみたり…技術を公社で独り占めにしている訳ではないから(つまり義体は暗殺者であるだけではなく、民間の役に立っている)、始末が悪い訳で。
そんな子供達に「大きな銃と小さな幸せ」を与える物語だ。
だから、不道徳で、切ない物語だ。
思うんだけど。
条件付けは「洗脳」に他ならない。そこに嫌悪感を持つ人も多いのだろう。
でも、この漫画における「条件付け」って、一般に言われる洗脳と違い、義体の子達は「自分が条件付けされている」自覚があるんだよな。
自分の担当官への気持ちは自然にわきあがってくる感情なのか、それとも条件付けの成果なのか、判別できない。前者だと思いたい時もあるだろうが、後者だろうと判断せざるを得ない。或いは逆のパターンも考えられる時もあるかもしれない。そこが切ない。
だから、単なる洗脳暗殺者漫画と断じる訳にはいかないと思う。
5巻読んでテロリスト側にも事情がある事がわかる。しかし5巻ラストでその彼らはあっけなく義体に殲滅される。
テロリスト達も5巻内で公安の人間を殺して脱出し、それどころかゾンビトラップで対人地雷まで仕掛けて捜査陣にも多大な被害を与えている。
「誰もが怒りを抱えている」…フランカのテロ動機は「国に冤罪で殺された父の仇を取る」であり、フランコはそのフランカによって生きる動機を与えられる。ピノッキオはクリスティアーノが生きる動機だ。
ピノッキオはクリスティアーノが以前襲撃して惨殺した一家の「商品」か何かとして虐待されていた。それをクリスティアーノが救い出し、ピノッキオは「おじさん」に報いるために殺し屋になった。
彼は義体側と、何が違うのか。
「学校にも行かせず殺し屋に育てた私を好きだと言う…」
「僭越ながら、旦那様はあの子に損得勘定以上の感情を持っておいでだったかと思います」
結局は、ガンスリンガーガールの登場人物は全て、そういう意味での「幸せ」と与えよう、求めようとしているのだろうと思う。
「GUNSLINGER GIRL」3巻 相田 裕
2004.07.28 Wednesday | category:「GUNSLINGER GIRL」
この巻からはアニメから関係ない話へ。原作ストックは1,2巻のみだったんだな。
五国共和国派の殺し屋ピノッキオが登場。そして初めて義体が敗北する。
トリエラは殺されていてもおかしくなかった、ピノッキオが(初めて殺した少女を思い返して)思い留まっただけだ。強化された人間である義体が生身の人間に敗北するとはなかなか意外な展開でした。義体はスーパーマン(女の子だからガールか)ではなく、負ける可能性もあるって事か。
だとしたらトリエラが「義体なのに負けては存在意義がない」と嘆く理由も判るわな。彼女らは人間止めて、短い寿命の中で記憶障害なども起こしつつ、只戦うために生きている訳だから。そういう条件付けを(担当官によってその度合いは違うだろうが、それでも「敵を倒す」条件付けは必要最低限なモノだろう)うけている訳だから。
で、公社が守ろうとする方にも「あんなにも多くの人達に反対されてまで橋を建設すべきかどうか…」と悩む女性は存在する。それもまた公社や義体に対しては向かい風だろう。特に義体は自らの存在意義を否定されるようなもんだろう。だからヘンリエッタは無意識に「酷い人です」とか言っちゃうんだろう。
敵味方で分けられる訳でもなさそうだ。この話。
後、アンジェリカがなかなか元気そうですな。アニメ第二期やるとしたら、彼女の扱いどうなるんだろう。「あれは死んでないんです眠っただけなんです」で決着かな。
そしてプリシッラたん萌え。でもオリガさんもいいですね。義体組以外、大人の女性は所謂「美人」はいないんですが、それでも顔が魅力的だ。美人でないのに魅力溢れた女性を描くというのはなかなか上手い作家さんですね。
「GUNSLINGER GIRL」2巻 相田 裕
2004.06.28 Monday | category:「GUNSLINGER GIRL」
「GUNSLINGER GIRL VOL.2」
2004.06.26 Saturday | category:「GUNSLINGER GIRL」
行きつけの書店併設のゲーム店行ったら置いてたので思わず購入。後から見たら初回特典がついてない奴だった…「まあポストカードだからいいか」と合理化。
収録されている6話〜9話のうちアニマックスで見たのは7話のみという、自分的には非常にコストパフォーマンスが高いDVDでございますよ。現在アニマックスで再放送中だけどな。
見終わった感想ですが、エルザがこんなに目立ったキャラクターなのに(またOP出演のアンジェリカが後半キャラで、それでも殆ど目立たない)、OPに出てこないのかが不思議でなりません。
原作からすげー補完しましたなエルザ。原作では事件が起こった後からなので、どうしてあんな事にならざるを得なかったのかがいまいち判らなかったのですが…アニメ版では。
10話で何故ラウーロが死ななきゃならなかったのか。
彼は仕事に情を挟まない、有能な人間だった訳で、それは「嫌な奴」ではない訳で。ジョゼと酒を飲み交わすシーンなどは全くもって。「嫌いな奴だからこそ、話してみるのさ。そうすれば少しでもいい所が見つけられるかもしれない」…いい奴だよなあ。
彼はエルザに引きずられて、不幸だな。この事例でまた義体運用においてひとつの方法論が見付かったのかもしれないな。
でもラウーロと似たように義体に感情移入しないジャンは、リコに惚れられて不幸な目に遭う事もなさそうだしなあ。リコはあれで不幸じゃないようだし、きちんと世話されているようだし。
…運の巡り合わせが悪かっただけなのかな。
敵視していたヘンリエッタとジョゼのフラテッロ(自分がラウーロに望んだ、優しい関係を保つフラテッロ)の目の前で、愛するラウーロの目の前で、初めて仕事を失敗する。そのため「もう自分はラウーロに必要とされないのではないか」と思い込み、ならばいっそ…と無理心中を。ラウーロはそこまで責めてる訳じゃないんだけどな。
まあ、そこまで衝撃的な話でしたと。
もうひとつ、アンジェリカの話。
義体化して3ヶ月で早くも記憶障害が出始めてるって事は、義体の寿命て下手すると月単位か?年単位にすらならないとか?それ、金の無駄遣いだよな…13話でアンジェリカが死ぬ(んだろうありゃ)訳だが、本当にその程度の寿命となるとますます作戦1課からの突き上げ厳しくなるんじゃなかろうか…。
「GUNSLINGER GIRL」 1巻 相田 裕
2004.05.23 Sunday | category:「GUNSLINGER GIRL」
「GUNSLINGERGIRL VOL.1」特典:オフィシャルファイル
2004.05.18 Tuesday | category:「GUNSLINGER GIRL」
トイざラスから通販。今晩コンビニから引き取ってきました。
DVDと特典のファイルだからそんなに大きなモノでもないはずなのに、何故かでかい段ボールに入ってました。中身を類推されないようにしてるんでしょうか。コンビニ側の伝票などには商品などの情報は全く記載されてませんし。
アニマックスでの本放送にて(地方なのでフジ本局での深夜放送分は見れません)12,13話を見て「再放送してくれ」と思い、GWで(飛び飛びながら)全話見てDVD購入の決心がつきました。しかし特典までは良く入手出来たな凄いぞ自分。
今回のVOL.1では1話から5話まで収録。ちなみにゲームもついてますがPS2持ってないから出来ません。DVDはパソコンで見れるんで。
5話はCS録画失敗したのでこれが初見です。クラエスとラバロの話。
これ見ると、本当にFSSでの騎士とファティマの関係みたいですね。義体が増えてきたらマスターならぬ担当官のチェンジも出来るようにしなきゃならないんだろうな…。
それにしても「私はそれを誰か父親のような人に教えられたような気がする」みたいな事をラストのモノローグで言ってますが、つまりクラエスからラバロの記憶はさっぱり消えちまったって事ですか?
ラバロが死んで条件付けを変更したからなのか、それともラバロの死でショック受けてクラエスの記憶が崩壊したのか。どっちにせよ消えちゃったみたいだなあ…でも眼鏡を掛けて、しかも「眼鏡掛けてる間は普通に過ごせ」と言うラバロの約束を無意識に守ってるんだなあ…(実験の際に「筋肉にまだ余裕があります」だし)。
それを踏まえて、12話で、眼鏡外すんだな。あのシーンは2重に重いんだな。初めて判った。
「GUNSLINGER GIRL」#12,#13 CS724アニマックス
2004.05.06 Thursday | category:「GUNSLINGER GIRL」
きちんと録画されていました。アニマックス本放送時、この2話を見て惚れこんだんだよな。そして今、一挙放送で前の回を見て判った伏線も色々。
共和国派テロリストが画策した議員子息誘拐事件。以前フィリッポがマフィアから立ち聞きした情報。2課はクラエスを身代わりにしてテロリストの一挙検挙を狙うが、誘拐後にテロリストの車を尾行失敗。が、謎の匿名電話によりその根城が発覚。クラエスを確認し、2課は総出で突入を開始する…。
いや何つーか、この突入シーンとクラエスとの連携っぷりがすげー素敵でさあ。ここに燃えてこのアニメに興味持ったんですよ。何だこれ萌えアニメかと思ってたのにコンバットアニメかよと。
クラエスの眼鏡がやたらとクローズアップされてた理由がよく判らなかったのですが、今回の一挙放送で前の話を見たら判りました。「眼鏡をかけているときは普通の少女でいて欲しい」…つまり外した時は戦闘モードと。
それにしてもラストの病院シーンでのアンジェリカへの平手シーン。効果音が平手とは思えなかったですよ。強烈な右ストレートが入ったかのような鈍い音だったよなー流石義体。普通の少女の力ではないようだ。
そして、流星。
この1話の構成がすげえ。初見でも泣けた。そして今日は途中からごうきうですよ。
アンジェリカが徐々に目を閉じていく過程がリアルだ。彼女、眠っただけなんでしょうか。それとも、息を引き取ったのか。どちらにしても切ない。
「義体にしとくには勿体ねえよ」とはアルフォンソの言葉だが…。
そういう切なさの根本にあるであろう、「何故少女でなければならないんだ?」とヘンリエッタをフラテッロにする前のジョゼの台詞だが、本当に何故なんだか。未発達の体の方が義体に改造するに丁度いいなら、少年でもいいんじゃないのか。掲載雑誌の都合かね。
と言うかシチュエーションが、まんまFSSの騎士とファティマだよな。ファティマには少数ながら男性型もいるけど。
共和国派テロリストが画策した議員子息誘拐事件。以前フィリッポがマフィアから立ち聞きした情報。2課はクラエスを身代わりにしてテロリストの一挙検挙を狙うが、誘拐後にテロリストの車を尾行失敗。が、謎の匿名電話によりその根城が発覚。クラエスを確認し、2課は総出で突入を開始する…。
いや何つーか、この突入シーンとクラエスとの連携っぷりがすげー素敵でさあ。ここに燃えてこのアニメに興味持ったんですよ。何だこれ萌えアニメかと思ってたのにコンバットアニメかよと。
クラエスの眼鏡がやたらとクローズアップされてた理由がよく判らなかったのですが、今回の一挙放送で前の話を見たら判りました。「眼鏡をかけているときは普通の少女でいて欲しい」…つまり外した時は戦闘モードと。
それにしてもラストの病院シーンでのアンジェリカへの平手シーン。効果音が平手とは思えなかったですよ。強烈な右ストレートが入ったかのような鈍い音だったよなー流石義体。普通の少女の力ではないようだ。
そして、流星。
この1話の構成がすげえ。初見でも泣けた。そして今日は途中からごうきうですよ。
アンジェリカが徐々に目を閉じていく過程がリアルだ。彼女、眠っただけなんでしょうか。それとも、息を引き取ったのか。どちらにしても切ない。
「義体にしとくには勿体ねえよ」とはアルフォンソの言葉だが…。
そういう切なさの根本にあるであろう、「何故少女でなければならないんだ?」とヘンリエッタをフラテッロにする前のジョゼの台詞だが、本当に何故なんだか。未発達の体の方が義体に改造するに丁度いいなら、少年でもいいんじゃないのか。掲載雑誌の都合かね。
と言うかシチュエーションが、まんまFSSの騎士とファティマだよな。ファティマには少数ながら男性型もいるけど。
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