「ゼロアワー」#3「チェルノブイリ原発事故」 CS321ディスカバリーチャンネル
2005.03.28 Monday | category:「ゼロアワー」
もう勘弁してくださいお願いします。
そう言いたくなる程に悲惨な事故かつ「人災」でした。
ドキュメンタリー見ている以上、こう言う展開は予測しているのですが…平和に終わるなら、そもそも「ドキュメンタリー」を作る題材になる訳ないんだよな。
チェルノブイリ原発事故は、現代史を語る上で外せない大事故でしょう。20代以上の人間にはある程度思い出があるんじゃなかろうか。日本には幸運にも「死の灰」の影響がなかった訳ですが、それでも一時期輸入制限とか掛かった訳ですからね。
「メーデー」なんか見てると、死人に鞭打つのはどうかと思う事が多いのですが…これは被害者数が何十万と言う単位ですし、向こう70年間は被爆被害が続くと言う人類史上に残るような代物ですからね。
しかも、そんな状況なのに、当時の責任者は結局責任を認めてない訳ですよ。本気でそう思い込んでいたのか、罪を問われたくなかったのか、どちらなのかは判らんですよ。
何も判らないまま被爆して死んでいった、近くの街の人々も居るんですよね。この前の「Dの遺伝子」じゃないですが、「自分達を殺そうとしているものを撮れないのが悔しい」と言う心境です。…現地で撮影されたフィルムすらに影響を与えて、痛めつけていた放射能ですが。
「死の危険を顧みず60万もの人間が、放射能から世界を救うために灰の除去に動員された」ってのはなあ…どーせ強制労働の捨て駒だったんだろうなとか考えてしまう。ロシア(ソ連)ってのは世界大戦の頃から人命を物凄く軽く見てる国だから。
…ふう。やっぱりしんどいやこれ。
そう言いたくなる程に悲惨な事故かつ「人災」でした。
ドキュメンタリー見ている以上、こう言う展開は予測しているのですが…平和に終わるなら、そもそも「ドキュメンタリー」を作る題材になる訳ないんだよな。
チェルノブイリ原発事故は、現代史を語る上で外せない大事故でしょう。20代以上の人間にはある程度思い出があるんじゃなかろうか。日本には幸運にも「死の灰」の影響がなかった訳ですが、それでも一時期輸入制限とか掛かった訳ですからね。
「メーデー」なんか見てると、死人に鞭打つのはどうかと思う事が多いのですが…これは被害者数が何十万と言う単位ですし、向こう70年間は被爆被害が続くと言う人類史上に残るような代物ですからね。
しかも、そんな状況なのに、当時の責任者は結局責任を認めてない訳ですよ。本気でそう思い込んでいたのか、罪を問われたくなかったのか、どちらなのかは判らんですよ。
何も判らないまま被爆して死んでいった、近くの街の人々も居るんですよね。この前の「Dの遺伝子」じゃないですが、「自分達を殺そうとしているものを撮れないのが悔しい」と言う心境です。…現地で撮影されたフィルムすらに影響を与えて、痛めつけていた放射能ですが。
「死の危険を顧みず60万もの人間が、放射能から世界を救うために灰の除去に動員された」ってのはなあ…どーせ強制労働の捨て駒だったんだろうなとか考えてしまう。ロシア(ソ連)ってのは世界大戦の頃から人命を物凄く軽く見てる国だから。
…ふう。やっぱりしんどいやこれ。
「ゼロアワー」#1「9.11同時多発テロ」 CS321ディスカバリーチャンネル
2005.03.22 Tuesday | category:「ゼロアワー」
9・11と言ってもいくつも事件がある訳ですが、そのうちのひとつ。アメリカン航空11便のハイジャックとWTC特攻への道の1時間です。
と言う訳で、舞台の殆どが飛行機と管制塔とのやり取り。「メーデー!」特別編みたいな感じです。オリジナルの音声も使用され、非常にキッツイ出来になっています。
乗務員は非常に冷静に対応していたようです。ハイジャックマニュアルはきちんと存在し、それに則って動いていたようです。
でもそんなマニュアルあったって、犯人側が飛行機ごと特攻かけるつもりだったのなら、無意味な話です。
この事件後、色々と見直されたんだろうなと思います。何せ凶器は小型ナイフとかカッターだった訳で。
地下鉄サリン事件から先に見たのですが、これ前後編みたいな扱いですね。どちらも、本来の宗教の教義からかけ離れたものを信じる狂信者が、何の関係もない市民を狙ったテロ。彼らの殆どは高学歴でアメリカを敵視する。教義によって彼らの殺人は正当化され、殉教もまたたやすく受け入れる。
巻き込まれる方にはたまったもんじゃねーけどな。
世界の大半の穏健なイスラム教徒、たまらんなこれ。
地下鉄サリン事件により日本の安全神話は崩れたのと同じく、大国アメリカの誇りは9・11で大きく傷つき、テロとの戦いへの道を突き進む事となります。どちらの事件も、世界の転換点となったのは同じ事です。
どちらの事件も根本的な部分は未解決です。サリン事件だってオウムはアレフとなってのうのうと続いている訳だし(もう未関係だと?お前ら被害者への賠償はどうなってるんだやる気ないんだろ)、テロとの戦争は言うに及ばず。
と言う訳で、舞台の殆どが飛行機と管制塔とのやり取り。「メーデー!」特別編みたいな感じです。オリジナルの音声も使用され、非常にキッツイ出来になっています。
乗務員は非常に冷静に対応していたようです。ハイジャックマニュアルはきちんと存在し、それに則って動いていたようです。
でもそんなマニュアルあったって、犯人側が飛行機ごと特攻かけるつもりだったのなら、無意味な話です。
この事件後、色々と見直されたんだろうなと思います。何せ凶器は小型ナイフとかカッターだった訳で。
地下鉄サリン事件から先に見たのですが、これ前後編みたいな扱いですね。どちらも、本来の宗教の教義からかけ離れたものを信じる狂信者が、何の関係もない市民を狙ったテロ。彼らの殆どは高学歴でアメリカを敵視する。教義によって彼らの殺人は正当化され、殉教もまたたやすく受け入れる。
巻き込まれる方にはたまったもんじゃねーけどな。
世界の大半の穏健なイスラム教徒、たまらんなこれ。
地下鉄サリン事件により日本の安全神話は崩れたのと同じく、大国アメリカの誇りは9・11で大きく傷つき、テロとの戦いへの道を突き進む事となります。どちらの事件も、世界の転換点となったのは同じ事です。
どちらの事件も根本的な部分は未解決です。サリン事件だってオウムはアレフとなってのうのうと続いている訳だし(もう未関係だと?お前ら被害者への賠償はどうなってるんだやる気ないんだろ)、テロとの戦争は言うに及ばず。
「ゼロアワー」#2「地下鉄サリン事件」 CS321ディスカバリーチャンネル
2005.03.22 Tuesday | category:「ゼロアワー」
ディスカバリーチャンネルで始まった、ある事件が発生する前後の1時間を再現するドラマを中心とした番組。
で、2回目は「地下鉄サリン事件」。と言うか放映日が3/20なのは偶然なのか日本のディスカバリーチャンネルが狙ったのか。
あの事件の時は丁度春休みだったので、丁度見ていたワイドショーなどで速報入って来たのを思い出します。暫くして現地のレポーターからの「原因が判りました、サリンです」に、スタジオの司会者が「サリン…ですか!?」と受け答えたのが、物凄く印象に残っています。
で、今回のドキュメンタリーを見ながら当時を思い出していたのですが、今何となく思ったのは「これから20年前のあさま山荘事件も、皆こんな風にTVに釘付けになっていたのだろうな」と言う事でした。
2日後に総本山に強制捜査入ったんだっけなあ…結構速かったんだな。それ程までに公安はオウムに目をつけていたんだな前々から。
5人の実行犯が地下鉄に乗り、いかにしてサリンの袋を傘で突いたか。それが重点的に再現されます。殺る気満々の信者から、躊躇っていた信者まで、多様な破り方でした。そのために、電車によって被害がまるで違います。
そして今でなら「人がばたばた倒れた電車の床に落ちた、水漏れしてる袋」なんて怪しいモンはそう簡単に触らんでしょうが、この時点ではまだ平和ボケしている(或いは、平和が有り触れていた)日本です。再現ドラマとは言え「ああそんなに気軽に触るなよ…」ともう。実際に駅員さんが亡くなるのですが。…別の駅では慎重に撤去した駅員さんは、奇跡的に助かりましたな。
つーかな、ディスカバリーチャンネルでな、こんな風にオウムを紹介されるとだな。「何処をどう見てもイスラム過激派みたいな連中と同じじゃねーか怖えよこんなのが日本に蔓延ってやがったのか」とマジで怖い。
冷戦構造が終結し、次の敵は宗教団体になるとは9・11と同じ構図ですか。少なくともディスカバリーチャンネルはそう判断したようです。…この前のメーデーもそうだが、結局9・11に通じる事件が紹介されるなあ。
で、2回目は「地下鉄サリン事件」。と言うか放映日が3/20なのは偶然なのか日本のディスカバリーチャンネルが狙ったのか。
あの事件の時は丁度春休みだったので、丁度見ていたワイドショーなどで速報入って来たのを思い出します。暫くして現地のレポーターからの「原因が判りました、サリンです」に、スタジオの司会者が「サリン…ですか!?」と受け答えたのが、物凄く印象に残っています。
で、今回のドキュメンタリーを見ながら当時を思い出していたのですが、今何となく思ったのは「これから20年前のあさま山荘事件も、皆こんな風にTVに釘付けになっていたのだろうな」と言う事でした。
2日後に総本山に強制捜査入ったんだっけなあ…結構速かったんだな。それ程までに公安はオウムに目をつけていたんだな前々から。
5人の実行犯が地下鉄に乗り、いかにしてサリンの袋を傘で突いたか。それが重点的に再現されます。殺る気満々の信者から、躊躇っていた信者まで、多様な破り方でした。そのために、電車によって被害がまるで違います。
そして今でなら「人がばたばた倒れた電車の床に落ちた、水漏れしてる袋」なんて怪しいモンはそう簡単に触らんでしょうが、この時点ではまだ平和ボケしている(或いは、平和が有り触れていた)日本です。再現ドラマとは言え「ああそんなに気軽に触るなよ…」ともう。実際に駅員さんが亡くなるのですが。…別の駅では慎重に撤去した駅員さんは、奇跡的に助かりましたな。
つーかな、ディスカバリーチャンネルでな、こんな風にオウムを紹介されるとだな。「何処をどう見てもイスラム過激派みたいな連中と同じじゃねーか怖えよこんなのが日本に蔓延ってやがったのか」とマジで怖い。
冷戦構造が終結し、次の敵は宗教団体になるとは9・11と同じ構図ですか。少なくともディスカバリーチャンネルはそう判断したようです。…この前のメーデーもそうだが、結局9・11に通じる事件が紹介されるなあ。
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