「新・光神話 パルテナの鏡」アニメ配信開始のお知らせ
2012.03.14 Wednesday | category:書評
でも体験版の配信は遂になさそうですね。かなり特殊な操作な感じですんで、慣れたかったんだけどなあ。
先行発売と言うか、先にスナックが出てますよね。おまけにARカードが封入されてる。
見付け次第いくつか買いたいけどな。近所に売ってるかなあ。amazonにもBOXであるんだけど、流石に食品の通販は二の足踏むわ…。
そういやクラブニンテンドーでの早期購入ボーナス、確か今日か明日が締め切りじゃなかったですっけ。俺は既に登録済みですよ。やってない人は駆け込みでどうぞ。
本題。3DSへのアニメ配信も始まってます。
実は俺が3DS買うきっかけになったのは、このアニメ配信の告知も多大な要因となっています。
ゲームディレクターの桜井さんがTwitterで「アニメはソフトに収録されますか?」→「勿論しません」てな具合で、質問を斬って捨ててるだけあって、この機会を逃すともう二度と見れないのかもしれないです。
御存知ない方に改めて説明しますと、アニメ製作会社3社にそれぞれ別個のアニメを発注しているのです。ピット主役のIG(全3話)、パルテナ主役のシャフト(全3話)、メデューサ主役の4℃(全2話)…でしたっけ。俺あまりアニメ詳しくないのでスタジオ名が良く判りません。個人的にハマったアニメ作ってくれたIGとシャフトは良く覚えてますけど。
現在はそのピット編が全話配信中。1話当たり3分弱。第1話の配信は15日までなので、見てない人は早くしろー間に合わなくなっても知らんぞー。2話3話も22日までです。
ニンテンドービデオ自体は4枠しか用意されてなくて、そのうち2枠を1話2話で消費。残り2枠は別件で使ってますし、第3話は何処に何時アップされるのかなあ。別の1枠の「3D写真コンテスト第1回結果」が公開終了したら、そこを埋めるのかな。
…そんな予想をしていたら、公式Twitterから「13日火曜に3話がアップされます」と告知されました。予想通りでしたね。
1話が15日までだから、16日以降にその枠にパルテナ編でもアップされるのかな。楽しみ。
……と予想していたら、桜井さんツイートでは「次は4℃編かな」だそうな。うわーパルテナ様マジ秘密兵器じゃないですかー。
IG編は3DCGアニメなんで、ゲームのムービーみたいです。
ピットは羽はあるけど飛べない天使。そこでパルテナ様が飛翔の奇跡でピットを飛ばすんだけど、コントロールはパルテナ様がやる(つまりピットは好き勝手に飛ばされるまま)ってのもゲーム設定通りだし。ピットとパルテナ様の掛け合いもそのまんまですし。
てか、ラストのスタッフロール見るに、脚本は監督と同様藤咲さんなんですね。ノリがゲームムービーとか公式に上がってる「あそびかた」動画そのまんまなんで、てっきり桜井さんが書いたのかと思ってた。勿論監修はしているのだろうけど。
解説通り、ゲームを踏襲した王道ストーリーですので、シャフト編の前座扱いしてる人も多そうだなあと思う。
シャフト編って新房監督だったでしょ確か。まどマギとかの。そりゃ皆も俺も期待するさ。
桜井さんが「最近シャフ度と言う言葉を知った」とかツイートしてて笑いました。公式で公開された先行カットもまんまシャフ度なパルテナ様だったりで…あの角度のアングルがスタジオの特色なのか…!良く判らん拘りだなあ!
無料ソフトのニンテンドービデオへの配信になりますので、見るためには3DS購入→無線でネットに繋ぐ→e-shopでニンテンドービデオを落とす作業…とまあ、結構なステップを要します。早くしないと間に合わないよ!
で、海外でも日本と同時発売。その北米版のCM動画。こちらも桜井さんがきっちり監修。
http://kidicarus.nintendo.com/uprising/gallery/
…ピットとパルテナ様の掛け合い漫才の日本版とは打って変わって、こっちは悪即斬で天魔覆滅な冥府軍に独り立ち向かう殺戮天使ですよ。
何だこの落差。流石、カービィですら日本はノーマルな笑顔、北米版では勇ましい怒り顔に差し替えられただけの事はある。そうしないとアピール出来ないのだろうかあっちの市場では。
WiLL増刊 すぎやまこういち ワンダーランド 2011年 12月号
2011.11.21 Monday | category:書評
すぎやまこういち特集です。
WiLLと言えば知る人ぞ知る極右誌ですが、この増刊は普通にすぎやまこういち特集をやってるだけです。まあすぎやま先生自身が保守傾向の思想の人ですんで、この思想誌との相性は高いんでしょう
。
対ホリー対チュンなどの対談記事に加えて、懐かしの「ドラゴンクエストへの道」を56Pダイジェスト版で再録。オリジナル単行本は、今でもブックオフとかの100円コーナーに行けば見付かるんじゃないでしょうか?
盲点だったのは、ファミマガのディスくん漫画再録。びっくりした!これもすぎやまこういち特集だったから再録したんだろうけど、懐かし過ぎる!ちゃんとカラーのままの再録。良く残ってたなあ原版。
付録DVDにはDQ9序曲の都響演奏映像収録。1曲2分です。
都響の人達とすぎやま先生のインタビュー記事もあるんですが、DQ未経験の人も居たりして面白いです。
てか編集の人がかなりDQフリークでして…「すごろくがトラウマ」とかさー。結構私情つーか自分の体験持ち出してすぎやま先生にインタビューしてます。そしてそれに乗っかるのがすぎやま先生。やはり根っからの現役ゲーマーだこの人。
すぎやま先生の伝説と言えば「6のマダンデ連発でのダークドレアム2ターン撃破」ですが、ここでも語られてますね。25周年記念ブックでも仰ってたっけなあ。
その割にはFC3の「冒険の書が消えてしまう際には、呪いの音楽が鳴り終わる前に咄嗟にリセット掛けて電源落とせば生き残る可能性がある」ってのを御存知なかったり。データのチェックサムが失敗に終わるとデータを消す仕様なんで(つまり本当に「データが消えてしまう」事態は極僅かで、本当に消えてしまった時は呪いの音楽なしで綺麗さっぱり消えてる)、そのチェックサムをやり直させたら消されずに済むって構造です。
曲解説での「トルネコのテーマになるとコントラバスの人が張り切る」ってのに笑いました。あの低音主旋律好きなんですけど、言われてみればコンバスが主旋律取る曲ってそうはないのか。マジで「動物の謝肉祭」位しか…俺もそれしか思いついてはいなかったけど前々から。象だっけ確か。
低音が好きって言えばやっぱり4の「邪悪なるもの」とか「悪の化身」とかですけどねーあの辺も張り切るのかなあ皆さん。
そんなに高くない本ですし、資料的価値は高い本だと思いますので、DQファンなら買っておいた方がいいんじゃないのかなー。
原作:夢枕獏/漫画:伊藤勢「荒野に獣 慟哭す」 ACT3:脱出 web本とも
2011.11.17 Thursday | category:書評
原作:夢枕獏/漫画:伊藤勢「荒野に獣 慟哭す」 ACT2:再会 web本とも
2011.10.18 Tuesday | category:書評
http://tokuma-hontomo.jp/baku/
それはそうと、ほれ。
WEBコミックで荒野が復活したぞ。
ああ良かった良かった。キマイラ連載してた頃は「この後に荒野が再開するに決まってる!」と思ってたのに、いきなり休刊喰らったからなー。またキルマークゲットかよこのおいちゃんは全く。
…いきなりACT:2から再開してるのは、どうやらSFJAPAN誌に1話が掲載されたかららしいです。チェックしてなかったもんで未読のままです。おかげで今回の冒頭が飲み込めませんでした。
と言う訳で、ネタバレ感想書くので以下に隠す。
次回掲載は11月中旬だってさー月刊連載状態で通すんですかね?
あーちなみにマガジンZでの連載時の感想は、一時期から休刊まで本誌購読してたんで、ちょっとは書いてます。と言うのも、RD漫画版をチェックするために本誌購読して、その漫画版と合わせて(同じエントリで)荒野の感想書いてました。
チェックしたい方はこのblogのRDカテゴリから漫画版の感想を掘り返して下さい。RDエントリ数はこのblogでは膨大なので(記事数200超えてるよ!)ちょっと面倒ですが、エントリタイトル見ればどれがRD漫画版感想なのかは判ると思います。そこをひたすら掘れ!
原作:太田垣康男/漫画:村田雄介「曇天・プリズム・ソーラーカー」1巻2巻
2011.09.21 Wednesday | category:書評
1年間の軌跡と考えたらいいのかなあ?作風があっさりしてるのであんまり時の流れが判り辛い感じなんですけど、途中入試挟んで晴れて大学生になったりしてるし、終盤の舞台「ソーラーカーレース鈴鹿」は、リアルだと毎年7月後半から8月開催だし。
漫画は「アイシールド21」作画担当だった村田氏。相変わらず緻密な絵だけどねーとそれだけだったらスルー物件だったんですけど、書評サイト巡ってた時に「原作がMOONLIGHT MILEの人」と気付いて購入リストにぶち込んだ。前情報殆どなしで。
そしたらソーラーカーレースものだった。凄えニッチな分野だなおい!しかもある程度は取材しっかりしてるんだかリアルをそのまま流用してるんだかで、実際のソーラーカーレース知ってる人間にはにやにや出来る作品だったりします。
強豪エントラントがそのまんまやんけ!「芦原大学」→「芦屋大学」、「OIU(大阪技術大学)」→「大阪産業大学(OSU)」だったりね!主人公達の大学は「東洋工科大学」ってなってますけど、モデルは「東海大学」なんでしょう。
つーか、実際東海大に監修されてるしこの漫画!東海大と言うのはモタスポヲタには縁があるのですよ。ソーラーカーだけではなく、ル・マン参戦プロジェクトとか、フォーミュラカー講座の林教授とかで。
ストーリー自体は、レースものでありながら自動車事故の被害者家族と加害者家族が偶然出会う…と言う、ものすごーく王道かつ韓ドラちっくな陳腐な作り(註:決して貶してはいない)が骨子です。
その「陳腐な王道」を楽しめるかどうかが分水嶺かなーと思いました。個人的には「ソーラーカーレースものktkr」で全ての感情を誤魔化しました。
ちなみにソーラーカーを題材としていますが、あくまでも「レースを戦うエントラント」としての立場を貫きます。
誰もエコとか環境に優しい手段とか言い出さねえ!清々しいまでにレースの事しか考えてねえ!うん、実際のソーラーカーレースもそんなもんだからな!実際に見てない人が勝手に夢見て勘違いしがちだけどな!
そういう訳ですんで、エコ方面では特筆するような事には触れてません。自然エネルギー啓蒙漫画じゃないんでほっといて下さいってスタンスか。その辺もレースファンとしては好みです。
ラストの展開はご都合主義かなーと思うんですが、漫画なんだから主役補正もアリか。天候面でも特殊な年だったって事で、チャンスはあったんだろうなある程度のレベルのエントラントなら。
あっさりした作風なんで、ラストも結構あっさりと終わってしまいます。下手に触れずに余韻を楽しめって事かなあ。ジャンプらしからぬ漫画だと思うんですが、SQならこういうのもアリなのかなーとも思いました。
染谷カイコ「かみあり」3巻
2011.08.16 Tuesday | category:書評
※訳 地獄めぐりはじまるよ!
と言う訳で3巻です。感想書こうとしないと忘れそうな本がたくさんある。
REX本誌は青年誌になってから定期購読止めたし立ち読み出来てない号もあるんで、この巻収録の話にも初見の奴があったり。晴れて月刊連載になったんですっけ?
「あの子は九十九神になったんですよ」話は何時読んでもほろりと来るなあ。ネタバレしたくないんで詳細には触れないけど、誰しもに読んで欲しい話だ。
この巻になると神様ほんわかいい話が多くなってきて、ぶっ飛んだギャグ展開があんまりなくなってるかなあと言う印象。いや充分笑えるよ?
でも、初期の「隙あらば関西(と言うか大阪)ネタ」ふいんきが好きだったんだけど、この巻そういうのないよね。ちょっと残念。
ああ、それと「ずっと僕(メガネ)のターン!」がすげえ。作者様自身がメガネストなんだろーか。
巻末でも触れてるけど。2chスレで「まどマギとタイバニにハマってるんだな」ってのがあって、まどマギは判ったけどタイバニが判らん…と思ってたんだが、何度か読んでようやく判った。後書きのトラトラトラトラでメガネメガネメガネメガネか。でもアレ本当に読者様の感想を表現しただけなんだろうし。
曽田 正人「capeta」25巻
2011.07.30 Saturday | category:書評
つーか女性キャラ率増えたね!ナオミかーちゃん久々だな。相変わらずいい事言うなあ。
表紙裏の文章でも書いてますけど、今のレーシングドライバーは常識人ってスタンスで書いていくんですね。今の時代はそうじゃないと生き残れないんだから、70年代ドライバーみたいな破天荒な奴は最早F1には乗れないと。そりゃそうだ、あの当時のドライバーって傍から見てたら面白いけど近くに居たらしんどいわ。そして「近くに居る人間」がスポンサーに回るんだから、そういう人達に気を遣える人間じゃないと金出して貰えないと。
「人間的な魅力、一方的に惚れ込んだ」で押すのもいいけど、それだけじゃ人は付いて来ないよな。何かを得られないと。
ナナコさんが言う「バレリーナ達芸術家は社会と隔絶しててもいい」ってのは、同時連載してるMOONとの差別化なんだろうなと思う。「天才」を描く作家さんではあるけど、別の「天才」描いてるんだよって意味で。
Twitterフォローしてるんですけど、最近のレスで「あの表紙裏の文章は作者様が書いている」って事実が発覚してすげーびっくりしました。
いや、ああいうのって編集さんやデザイナーさんが書いてるもんだと思ってたんですよ。それ故に、作品テーマをきっちり捉えてて、それでいて燃える文章を付けて貰っててスタッフにも恵まれてるんだなあと。「スズカのシケイン」とか、凄かったよな!
それが、御本人様が書いてるとは。そりゃしっくり来るよね!拘ってるなあ。
浜島裕英「F1 戦略の方程式――世界を制したブリヂストンのF1タイヤ」
2011.07.26 Tuesday | category:書評
浜島 裕英
角川書店(角川グループパブリッシング) ¥ 760 (2011-07-09) |
以前にも新書を出版してらっしゃいますね。「世界最速のF1タイヤ」って本を。うちのblogでも感想書いてました。
今年はBSはF1撤退してますが、参戦している2輪の方に部長は顔出しまくってますね。Twitterフォローしてると、2輪の方を実況して下さっています。この前のドイツではカムイ入賞(何位とは仰ってない)を地上波決勝前にフライングしてたりな。
そのTwitterで出版告知を拝見しての購入です。
BSでのF1参戦総括っちゅー程じゃないです。ヨーロッパF2時代のミシュランとの戦いや、アメリカ進出時代のファイヤストンとのやり取りとかが目新しいですかね。
前作はハミーの半生っちゅーか、BSに入社してここで働いて次はこっち行って…と、時系列で語ってた印象です。こっちはあくまでも現代F1中心なんで、前作も読んでた方が興味が深まると思います。ハミーやタイヤエンジニアと言う人種について。
前回の新書が2005年出版なんで、2004年次までの話に留まってます。
6年後の今出版されたんで、ドライバーの話題としてはベッテルネタが新鮮ですよ。ベッテルもタイヤの話を訊きに来たそうで、その点ではミハエルと同格だそうです。もうひとり訊きに来たドライバーが居て、それがカムイだったそうです。
この本で読む限り、BSがタイヤ戦争をおっぱじめたようなもの…みたいですね。タイヤを開発すれば1秒稼げる、車の開発するよりそっちの方が可能性あるかもしれないと気付いたのが、BS履いたチームのトム・ウォーキンショーやロス・ブラウンだそうで。BSサイドからもレース戦略に口出ししたり。それを受け容れる人と受け容れない人とが居たようで。
過去にはホンダがテレメトリー持ち込んだ事でF1で本格的な戦争が始まったようなもんですし、日本人が本気出すと世界が変わるんだな全く。
F1参戦って、成果が目に見える形ではっきり判るのが特徴です。端的に言えば「自分達の作ったタイヤでミハエルが勝った!」と、タイヤの素材を作った薬品会社の人が感激するのは、F1参戦したからこそ。
当初は「タイヤが重要な貨物」と認識されずにタイヤの輸送が後回しにされて背筋が寒くなったりもしたそうですが(それ以降は万が一が起こっても対処可能なように、イギリスの倉庫に2レース分は在庫置くようにしたらしい)、後に空輸会社共々巻き込んで「チームブリヂストン」と化してたそうです。
F1中継はBBC名指しして褒めてます。「レース後にダイジェストして解説してくれるのがいい、そうしないと普通の人は理解出来ない展開が多いから」だそうで。CSのフジでもやってますね最後には。
で、その辺の話題でピカイチがF1の本出してた事にも触れてて、俺様びっくり。BSの小平工場にタイヤ組みに来て、ハミーとも対談したんだそうです。
慌ててAmazon探しに行ったら、1月発売だったのか。アイドル本らしく特装版2冊と通常版1冊が出てました。既に特装版は完売してますんで、通常版をポチってきましたよっと。
ソニーマガジンズ刊だから、F特での連載を纏めた奴なんでしょうか。それとも書き下ろし?紙媒体の本をろくに読まなくなったもんで(F特手に取っても川井ちゃん4コマのみ読んで戻してるもんなあ)、全然知らなかったんだよなあ…。
と言う訳で、次はピカイチ本の書評が出来たらいいなと思います。話そっちに行くか。
荒川弘「銀の匙 Silver Spoon」1巻
2011.07.25 Monday | category:書評
と言う訳で、卵とごはんを確保してから読みましょう。
Amazonさんでポイント10%付与だったんで注文して引き取って読んで…ようやく感想書きに来ました。
連載自体はサンデーを時折立ち読みしてチェックしてた位です。読めてない回もこの1巻の中にあったりしてね。
舞台は北海道の農業高校。そこは基本的に実家が農家の子が推薦入試で進学してくるような学校。
だと言うのに、進学校レーベルの中学から一般入試で酪農課に入って来た八軒。非農家の彼には、農家出身者の常識が全て目新しい。一般科目はアレな奴ばかりなのに、クローン牛や農業経営や添加物についての会話はレベルがぶっ飛んでいたりな。家畜に触れるのも当然ながら初めてで、同級生に惹かれて馬術部に入ったはいいが下半身筋肉痛に見舞われたり。
この1巻で取り扱われてる話題は、豚の飼育とばんえい競馬周りと馬術部…って感じかなあ?
1巻時点では「何故八軒は敢えて農業高校に来たのか?」って理由がぼんやりとしか明かされていない。回想シーンを読むに、学業での競争に疲れた上に親の無関心さがその鬱に拍車を掛けたらしい。確かに中高一貫の進学校に入ってるのにそのままエレベーターで高校に上がらないって言い出しても、そのまま受け容れる親ってなあ…。
まあ中学生だよなあ甘いよなあ!それで人生思いっきり進路変更するかね!と、大人としては思ってしまいますが。親が止めなかったんだから仕方ない&無理矢理引き留めても本格的に心が壊れたのかもしれない。
結果的にいいリハビリにはなってるようですね。大したプレッシャーもないんだから。
「学年トップ獲ってやる!」との野望は秘めてきたみたいで見事ぶっちぎりトップ獲得してるんですが、どの教科でも惜しくも100点満点は取れてない。なのに各教科で100点取った生徒は普通に居ると来たもんだ。「どの教科でもトップじゃないのに学年トップって納得行かねええええ!!」と微妙な憤りを感じてます。
農家出身の生徒がノープレッシャーって訳じゃなくて、父親が既に亡くなってて高校卒業次第継がなきゃいけない奴とか普通に居ます。非農家でも獣医希望で「本人のやる気次第でクローン機材とかに触れられるから、大学に入る前から実地で経験しておきたい」と言う理由でこの高校を選んだものの、どうやら動物を殺すのに耐えきれないっぽい奴とかね。
目的持っててもそれだけじゃ駄目なんだ、適性が本当にあるのか?乗り越えられるのか?などと問題提起してくる。
獣医になっても動物を救うだけじゃなくて、命の選別をしなきゃいけないものだからな。安楽死処分は普通に行われるし、保健所の殺処分にだって獣医は関わりますから。動物の命は尊重しなきゃいけませんが、人間の権利を過剰に冒してまで生かす必要は、一般社会にはない訳で。正に「殺れるかどうか」が適正なんだろう。
それでも「殺せなくて他の道を選んで、動物を生かそうとしている人にも感謝する」と獣医の先生は仰る訳で。
食品添加物を使うか使わないかで兄と妹が激論交わしたりもしてます。どっちの言い分も正しいと思います。
獣医の件と言い、デリケートな問題にも複数の視点を紹介してるんだから上手いよなーと思う。変な方向に煽ってくる傾向にある週マガ掲載漫画辺りには見習って貰いたいもんですね!
卵が鶏の肛門(正しくは総排出腔。ウ●コと卵が出てくる管が合流しているから同じ所から出てくる)から出てくる…と知った八軒が卵食えなくなったりな!
最近の若い子はデリケートだなあ。割れば関係ないだろそんなもん。殻まで食品の一部だと思ってるんでしょうか?そう解釈するのかな普通。俺的には包装紙程度の認識なんだけど。
どうでもいいんですが某ミハエル・シューマッハの(F1デビュー当時の)プロフィールで「苦手な食べ物:卵」って書かれてたのがあるんですが、奴もそういう理由から食えないんじゃなかろうなあとふと思った。まさかなードイツ人だし(何だそれ
「銀の匙」ってのは、英語の諺にある「銀のスプーンを銜えて生まれてきた」(=裕福な家庭に生まれた)って意味かな?と思っていたのですが、どうなんでしょうね。寮の食堂に「銀の匙」が掲げられてて、それを農家出身の子が「あ、銀の匙だー」って判ってる素振りしてましたし。
鋼同様におまけ漫画は充実。
勿論カバー裏もあるよ!サンデーコミックスの仕様のせいか裏表紙側はいじれないのかもしれないですが、その分本捲ったら…って感じです。
アニメ「もしドラ もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」 地上波NHK
2011.06.09 Thursday | category:書評
22:55-23:35と言うとっても中途半端な時間帯で、月-金枠2週間連続で放送してくれたおかげで、他の番組視聴スケジュールがごたごたになりました。おかげでゲーセンCXがぶつ切りになったりな!
原作未読。原作自体に興味はないが、折角地上波で新作アニメ見られるんだからチェックすっか…程度でした。2週間10話で終わってくれるんですし。
Amazonは、売り上げがすっかり貴族モードのようですな。今Amazon見たら既に在庫残り4でワロタ。入荷数絞ったんですね…。
終わってみたら…これ、何で受けてるんですか?(真顔
1話時点での印象が「進研ゼミの広告漫画みたいだ…」だったりしました。そしてその印象は大筋で変わっていません。つまり、世間一般に存在するような普通の作品とは思えなかった。これで伝えたいもの?ドラッカーの宣伝だよ!てなノリ。
とにかくドラッカー様万歳、ドラッカー様の教えに則ってやってみたら全てが上手く行きました!しまいには、一番まともと思われていたキャプテンが甲子園インタビューでドラッカーの教えに従ってプレイするとかぬかしやがりました。正直、背筋が寒くなった。うわー洗脳されてるー!
ドラッカー理論に則って他の部活とも交流深めたりしてましたけど、あいつらそんな暇あるんですかね?練習メニューもこなしつつなんだから、身体いくつあっても足りないんじゃ?
甲子園に行けた実績もないのに何故か野球部に新入部員殺到したのには、この高校の他の部活ろくなもんねーのかよとpgrしたくなった。
そしてその部員達を他の部活に振り分けようとする考えも、全く理解の範疇外です。
えー?スポーツなんだから、層が厚いに越した事ねーんじゃ?甲子園目指すんなら、控え選手枠要員も何人か確保しておくべきだろ?
グランド使わない練習方法もいくらでもあるし、そもそもそんだけ部員確保出来るなら部費をその分ちょろまかせる訳でな。その資金で外部施設の利用も考えるべきだと思うよ?
幼馴染みがあのまま死ぬとは思わなかったのでそこはびっくりでした。が、お涙頂戴の手法としては在り来たり過ぎますんで、韓ドラかよケータイ小説かよと突っ込んだ。
みなみが野球嫌いだった…ってのもなあ。
確かにそういう回想はあるにはあったけど(甲子園に出たかったけど女の子は出られない、それを周りは知ってたくせに教えてくれなかった…ってくだり)、あなたマネージャーになってからはノリノリだったじゃないですか。過去はどうあれ現在はそんな感じだったのに唐突に「嫌いだったの」と言われましても。
だから、幼なじみが死んで気が動転してただけなんだろうなって解釈しました。それでいいのかね?周りの野球部員もそう全員看過してましたし、特に展開が荒れる事もない。まあ10話だから一捻りするには尺が足りないでしょうけど。
ところで前日に馴染みの子が病死してまともに寝てない部員も多いと言う最悪のコンディションで、地区予選決勝に出向くというのは凄い状況ですね。ま、高校野球レベルならまだ根性が物を言いますんで、心情的にはブースト掛かったんでしょう皆。
それで勝っちまうんだから、やはり甲子園(地区予選)にはマモノが棲んでるんでしょう。………ああ、最近のF1にはマモノ居ないからなあ…すっかり懐かしい響きだ…(脱線しつつ想い出に浸る
高校野球を題材にしているだけあって、肝心であるはずの野球描写ですけど…作ってる段階で誰かおかしいと思わなかったんでしょうか?
俺、相変わらずアニメの作り方に疎いけど、絵コンテレイアウト作画動画…って段階踏んで行くうちに(そしてその都度入るチェックの度に)、これはおかしい差し戻そうとは思わなかったんでしょうか?そこが不思議でたまりません。
だってさー見ていて、「ショフト」とか「少林サッカーinベースボール」とか…挙句には「バントでホームラン」とか「リードしてるうちにホームイン」とか「大暴投でもストライク」とか「プレイボール!の合成音声がどう聴いてもヘボ」(待てそれはイメージ先行だこのアニメには直接関係ないだろ)とか、その辺が思い浮かんでたまらんかったんですよ。
良く言えばバランス無視の豪快、悪く言えばバグすれすれ(つーかバグそのもの)の大味レゲー野球ゲーム群が脳裏を掠めてもう。ネタ元判らないナウなヤングな方は、ここに書いた語句でぐぐれば、どれかが検索に引っ掛かると思います。
大学生との練習試合の際に掲げられた「ノーバントノーボール作戦」は、「そうやって縛り入れて練習するんだなあ荒療治だけど勝敗度外視して経験積むには上手いやり方なんだろうなあ」と感心してました。
そしたら、まさか他の試合でも、地区予選でも貫き通す作戦だったとは。無茶するよなあ!あの監督。「犠牲を強いる作戦は好きじゃない」とは、他の高校から鼻で笑われそうな思想です。多分甲子園でボロクソに言われる事でしょう。
ま、ぶっちゃけ、超高校級ピッチャー独りの力で勝ち進んでるすげーチームだよなあ。ドラッカー全く関係なく。
そういや序盤に、監督がベンチからピッチャー君の僅かな投球動作の違和感を読み取るってシーンがありましたけど、この人どれだけ凄い動体視力と観察眼の持ち主なんでしょう。
おお振りにもそういう子居て(僅かな癖とユニフォームの皺の寄り方から走塁読み取っちゃう「能力者」)正直「内弁慶外地蔵ピッチャーよりチート過ぎるだろこいつ、こんなの出しといて何処がリアルな野球漫画やねん」と呆れてたんですけど…その更に斜め上をかっ飛んで行きやがりましたよ。まあこっちは本格野球を銘打ってないだけ看板に偽りがある訳じゃなし、まだマシなんでしょうか?
ネタとして見て、笑い話のネタにするにはいいアニメだと思います。NHKアニメだからそれだけ見てる人も多いんだろうし。こんなの作って金をドブに捨てるよりジャイキリ2期やらないかなあとは思ったけど。
今もNHK深夜枠で週1放送してますし…って、今日の新聞ラテ欄何気にチェックしたら、2話連続放送になってましたね。6月までに終わるのかなー。
キッズでも6月末に毎日2回ペースでどんどん放送するようですよ。未視聴や途中脱落の方は、この機会を逃さずに、さあ!
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