東京マグニチュード8.0 第9話「今日、さよなら」 地上波フジ
2009.11.08 Sunday | category:東京マグニチュード8.0
………と茶化してなきゃやってられん程に座りが悪いと言うか、先を見たくなくて仕方がない展開です。大体タイトルからして、もうね。
もう「悠貴は8話時点で死亡していて、現在は未来が悠貴の幻と会話しているだけ」と確定したも同然だよなこれ…。
ストレッチャーで運ばれていく患者さんを見て未来が「悠貴が倒れた時の事」をフラッシュバックしましたし。アレは、8話の未来が「夢」と結論付けたはずのシーンです。なのにここで当人がそれを思い出すと言うのは、やはり現実にあった事なのでしょう。
更に言うなら、最後に別れた真理さんが、未来が忘れて行った「悠貴のリュック」を手にして走っていたのが決定打です。自衛隊のトラックに便乗させて貰っている悠貴の背中には、そのリュックがあるのに!つまりこれは致命的な作画ミスではなく、悠貴と言う存在自体が「未来にしか見えていない幻」と、製作サイドが明らかにバラしたと判断すべきでしょう。
「悠貴が現実に存在しない」と認識して今回の話を整理すると、やはりそれでしっくり来ます。
相変わらず真理さんは悠貴と一切会話しません。冒頭のCG描画建築機材稼動を見守る悠貴と未来の会話にも割り込みませんし、とても微妙な表情をしています。
それどころか、未来以外の誰も、悠貴に視線を向けません。認識しません。常に悠貴は未来の隣に立っているので判り辛いですが、とことん未来としか会話していません。
そもそも、悠貴は未来にしか話しかけません。だから、未来としか会話を成立させなくても、一見しておかしい描写には見えないのです。
でも、今まではそんな事なかったのに。人懐っこく、誰とでも話していたのに。
未来の行動の決定の元には、悠貴の助言があります。弟が彼女の背中を押している訳です。
落ち込んでいる真理さんを置いておいて探してみて、小学校が避難所兼遺体安置所になっていると聞き込みますし、その後もヒナちゃんを探して回るように「お姉ちゃん」に頼んでいるし。
地震発生直後の未来は、真理さんの助けがなければ自分から動けない子でした。しかし、肝心の真理さんがこうやって「娘と母親が死んだと思って動けなくなっている」今、未来は真理さんを助けようと動き回ります。
あの時と立場が逆転した訳です。あの時は「未来は悠貴を探し回り、真理さんがそれを助ける」と言う立ち位置で、それ自体が逆転している訳ですが…。
その行動の逆転を補佐するのが、悠貴の言動です。しかし悠貴は現実には存在せず、未来の心の中の存在です。となると、逡巡している未来を「現実と戦う方向に動かした」のは、やはり彼女の内面からの声と言う事になります。
自分は弟を護れなかったのだから、落ち込んでいる真理さんには、何とか家族発見の糸口を発見してやりたい。自分はお台場からそうやって助けられてきたのだから。自分達に付き合わされたから真理さんは早く帰れなかったのだから。
結局はこれも悠貴を死なせてしまった代償行為なんだと思います。でも、それもまた未来の成長でもあり。
冒頭、中目黒を歩く真理さんと未来と悠貴。この辺も火事で酷い事になっている。三軒茶屋までは3キロまで迫っているが…。
実際に三軒茶屋に着くと、酷い火災の後。そしてあちこちにある犠牲者の影。生き埋めになったらしい事を示す書置きや、あちこちに寝かされたままの遺体。家の脇には線香やお供え物が捧げられ、それらを烏が啄む。
役所の人間が遺体の身元確認をしないと駄目なのは仕方ないとは言え、人員不足か手が回り切れてないから遺族の人が娘さんの遺体をさっさと自宅に連れて帰ろうとする。何ともやりきれない光景。
「ニュースと違うじゃない」と真理さんは言う。全員逃げてるはずじゃなかったのか。やはり零れ落ちる命と言うものはあるものなのか。
真理さん自宅は無事…と思いきや、燃え尽きて半壊。近所のガソリンスタンドが吹っ飛んだとの流言があるが、無事だった?それとも別のスタンドか?
ご近所さんらしきおばあちゃんの「うちもお爺ちゃんが逃げ遅れて」とさらりと言ってしまうのが、とてもやりきれない。阪神淡路大震災で良く流れた報道映像を思い出す。
ともかく真理さんは絶望のあまり動けなくなり、後は未来の勧めに従うのみとなる。
真理さんは今まで未来達を引っ張って頑張ってきたけど、いざ「現実」を突き付けられると、なあ。自分達が生きるためには精一杯に動けたけど、大切な存在がその最中に死んでしまっていたと自覚すると…。
しかも、遺体安置所に丁度「上馬2丁目、身元不明の50代女性と4歳女児」の遺体が並んでいらっしゃるんだわ。役所の人間に身元確認をお願いされるが、どうしても真理さんはその布を取れない。現実を直視出来ない。
………あーやっぱりそうなっちゃうよなー。大人の真理さんは茫然自失になるんだから、未来は無意識に幻見て精神の安定を図ってもおかしくないよなー。
結局ヒナちゃんは「隣の幼稚園」に避難していました。「日下部ヒナちゃん」と叫んで回る未来(ついでに指摘すると、名前を叫び始めたのは悠貴の方。つまり、この点においても「悠貴の存在」が未来を誘導した事になる)に、幼稚園の先生が気付いてくれた。
真理さんのお母さんとはその場で合流とは行きませんでしたが、近所の病院に入院してましたとさ。どうやらヒナちゃんと一緒に避難したはいいけど、荷物を取りに帰ってそのまま被災したっぽいね。時系列を考えると、火災の真っ只中に突っ込んだんだろうか…お母様…。
確保した風呂敷包みの中には、ヒナちゃんの着替えと真理さん旦那さん達の位牌。確かに大切なものだ。「モノ」でしかないけれど、それでも心の支えには違いない。
これで真理さんの家族の安否は確認されたけど、お母さんが怪我してるんで暫く入院の必要がある。そして人出が足りないので、介助のお願いをされる真理さん。つまり、未来を送り届けるのがちょっと厳しくなってきた。
それを察して自力で帰ると言い出す未来に「絶対に送るから、ちょっと待ってて」と言い張る真理さん。やっぱり未来を独りにしたらヤバイと思っているふいんきです。
しかし、未来は行ってしまう。丁度自衛隊のトラックに相乗りさせて貰って。怪我人搬送用のトラックなんだけど、未来も「怪我」をしていたので。
これ、未来を乗せるための口実だよなー。今まで普通に歩いてるんだし、見るからに元気なんだから。でも自衛隊も見逃してくれたんだろうな。トラックが満載じゃなく、余裕あったんだろう。
未来はメモを残す。それをヒナちゃんに手渡し、真理さんへと言付ける。また会えるからと。
しかし………。
「お姉ちゃん。あのね」
………うわあああああああああああああ遂に未来は「悠貴の死」を認識するのかあああああああああああ!?
真理さんと別れたから、次回対応10枚目の写真には真理さんが居なくて、そして悠貴も「居ない」と認識したから未来独りきりで…って感じだろうか。学校背景は一体何処なんだろう。トラック便乗だから、もう地元一直線だと思うし。
次回予告代わりのクリステルレポートは「地震から3日。クラッシュ症候群が多発しています」だそうで。いや悠貴はクラッシュ症候群じゃないよな。
東京マグニチュード8.0 第8話「まっしろな朝」 地上波フジ
2009.10.30 Friday | category:東京マグニチュード8.0
………正直、今回の話は一体どうやって捉えたらいいのか…。
いや、捉え方は何となく判るんだけど…やっぱりそうなのかなあ…って。
流れを整理しましょう。
1.前回ラスト、悠貴が倒れるシーンから
真理さん、悠貴の脈と呼吸を確認→渋い表情(まさか何も感じられない?
そのまま誰かを呼びに行き、救急車でトリアージセンターに搬送
トリアージセンターに到着
その建物を見上げる未来、ホワイトアウト
2.未来、霊安室?のシーン
リュックと共に在る身体 顔には白布
躊躇いつつそれを取ると、やはりそこには悠貴の顔
未来、何かの書類を前に
3.夢から目覚めた未来?
悠貴の手術のためか、薬アレルギーや大病履歴の有無を看護士に訊かれる
ソファーに座りつつリュックを抱える未来
「死んだりしませんよね」の問いに「大丈夫」と真理さん
担ぎ込まれた別の患者さんにトリアージ判定 黒(つまりもう手の施しようがない)
手術中 待つ未来 真理さんも歩き回る
そのランプが消え、真理さんが出てきた医師に何かを確認
台詞なしで口パクだが、明らかに落胆する真理さん
未来が垣間見たモニタは心拍数ゼロ
4.また夢から目覚めた未来?
外のテントで寝てた 傍らにはリュック
それを持って悠貴を探しに行くと、中庭で他の子供たちとサッカーみたいな事をやっていた………
………。
さて、ここからがとても座りが悪い。
元気な悠貴は「点滴だけ」で済んだ事になっている。未来は悠貴が倒れてから夢で「あんたが死んだ夢を見た」とか言ってる。
じゃあ、2と3は二段構えの夢落ち(つまり現実は1と4のみ)って解釈が成り立つかって言うと、それがとても微妙…。
何故なら真理さんの態度が明らかにおかしいから。
・伝言ダイヤルで未来の両親に何かを報告
・センターの職員に呼び出されて「諸々の手続きは済ませておきましたから」と言われ、書類(2で未来が見たものと同じ?)の説明を受ける
・中庭で未来と悠貴に再会した後、全く喜んでいない
・「悠貴君の事は後でちゃんと」と未来に言う
・三軒茶屋の状況が判ってきて今から向かうって道程で、未来に「大丈夫です。今日の晩にはおばあちゃんとヒナちゃんと真理さんで晩御飯食べてます」と励まされ、思わず泣き出して謝る
4の後の未来の言動も整理すると、とても妙な気分になる。
過剰に「お姉ちゃん」である事を意識している感がある。「甘えっ子になったよね」と悠貴に頼られる自分を感じたり、「お姉ちゃんが絶対にうちまで連れてってあげる」と言い張り、リュックも未来が背負ってやって…。
真理さんに「鞄持とうか?」と言われても絶対に譲らないし。
…やはり、2と3は現実(但し3→2の順序)。
つまり、悠貴は助からず死んでしまった…と解釈すると、全てに納得行くんだよな………。エンディングの8枚目の写真は、予想通り「悠貴がこの回で逝ってしまう」隠喩だったと。
4の真理と2の未来が見た書類は、死亡届と思われる。そして真理が伝言ダイヤルで未来の両親宛に報告したのは、悠貴の死亡。
と言うのも、4以降(と言うか、今回)の悠貴が喋ってる事って、実は全て未来が知っていてもおかしくない事なんだよな。
「お姉ちゃんが夢を見ていてじたばたしていた」ってのも無意識に自覚があったのかも知れないし、「早くうちに帰ろう、真理さんもヒナちゃんが心配だし」ってのは未来の心中の代弁でもあるだろう。
リュックの中身を訊いて悠貴が答えていたけど、それだって悠貴の死後(2の霊安室の後)に形見としてリュックを開けていたなら確認出来たはず。
未来がやたら「お姉ちゃん」である事を意識しまくっていたのは、悠貴が死んでしまってもうそれが適わなくなった事の反動。せめて妄想の中でそう在りたいと逃避しているって解釈。
何より、「病み上がりだからこんな重いもの持っちゃ駄目でしょ」などと色々と理由をつけていましたが、悠貴にリュックを持たせない。つまり、物理的に「悠貴はリュックを持てない」って事でもあると…。
真理さんの態度でも、ここで初めて泣き出したりしたのが決定的。
三軒茶屋の状況は確かに判ってきたけど、「火災は鎮火して住民はあらかた小学校に避難した」と楽観的な要素が報道に乗ってるんだから、むしろ喜ぶべき展開のはず。なのに、ここで悠貴絡みで泣いてしまう。未来に謝っている。
…確かに、倒れるまで歩かせたのは落ち度ですよ。たとえ助かったにせよ。
でも、だとしても、何故少しも喜ばないんですか?そしてこの場合、謝るのは悠貴相手のはずでしょ?倒れた当人なんだから。なのに何故、未来に?
良く考えると、今回は悠貴と真理は全く会話していないんですよ。それってつまり…。
………大人として引率していたのに、死なせてしまったのだから、真理さんは泣いて詫びる他ないですよ。後で御両親に土下座する勢いだと思いますよ。
つーか、これだと未来が非常にやばい。
悠貴の死に精神が耐え切れず、悠貴を生かしてる幻覚見て、その悠貴としっかり会話してる事になるんだから。「頼れるおねえちゃん」を演じようとしてるんだから。
未来、このままだと何処かで壊れるんじゃないですかね?こんな所で欝展開かよ。
そういや似たような系統とも言えるレスキューアニメに、山奥の集落で地震発生→避難所で自宅に置いて来た犬だか猫だかを心配している子供を見て、気を利かせてその家で助けて届けてやった主人公の新米レスキュー→それを見てしまって自分の犬か猫を思い出して、居ても立っても居られなくなってしまった女の子が自宅に戻って余震に遭遇して家屋倒壊に巻き込まれる→レスキューと住民の協力で助け出してさあヘリで搬送だ→ところがヘリでクラッシュ症候群発症・そのまま間に合わず、死亡………って凄まじい展開をぶちかました「よみがえる空」って作品があってだな…。
…このアニメ、本当に甘くなかったんですが(救助に向かっても、人は容赦なく死んで行った)、それを思い出させる欝展開だ。
ともかく真理さんの実家がある三軒茶屋へ向かう一行。三軒茶屋は4日でようやく火災鎮火。焼失が酷いのはアーケードがある商業地区で、一部住宅街にも延焼。しかし住民はあらかた近所の小学校へ避難しているとの事。
真理達は、公園通って恵比寿から山手通り…と言うルートになる。次回9話はいよいよ再会か?
しかし悠貴がこんな事になってしまったのに真理さんがヒナちゃんやおばあさんと再会してしまうとなると、物凄いやり辛いですね。もしかしたらその再会がショックとなって、未来は現実を直視する(=悠貴の死を認識する)展開になるんだろうか?うわあ…。
次回予告のクリステルレポートでは「三軒茶屋焼失。娘の安否は未だ不明です」………おい、お前の娘さんも三軒茶屋在住ですか?いきなり私事めいた事レポに乗せるからびっくりしたよ。
…何か…このまま見続けて行くのが怖いですね。未来はいずれ現実を認識するだろうし。そこで崩壊するものがあるだろうし。
そして今は明るくお姉ちゃんを演じてる訳ですが、それは幻覚の産物であると思うと、もう…。
しかし、流石ノイタミナ枠だぜ!ストーリーとしてもクォリティ高え!こんなに伏兵だとは思わなかった!
東京マグニチュード8.0 第7話「夏の夕暮れ」 地上波フジ
2009.10.23 Friday | category:東京マグニチュード8.0
徐々にヤバげなふいんきになって来ました。
1週間お休みの長崎でしたが、案の定うちは直前更新でしたとさ。
TV雑誌とかではこれの後番が「未定」になってたりするので、枠消滅かなーやっぱり。
ノイタミナ次枠の「空中ブランコ」はネタとしては見てみたいとは思ってるんですが…各所で感想読むに、アニメとして見たら駄目な作品らしいね。作品自体を未視聴で色んな感想から斜めに感じただけですが、「ウゴウゴルーガ」を連想した。ほら、俺そう言う世代だから。
今回は災害救助用ロボット紹介の回でしたなあ。NHK教育みたいだ。はたらくロボット。冒頭のロボット運用時のBGM、緊迫感が全然ねえよ…マジで教育みたいだった。
小型タチコマが出てきましたけど、不安定な現場で作業するなら多足ロボットになるのは必然で、そうなると胴体部も安定のために単純な形状になるのも必然で…と言う訳で特にパクリって訳じゃないよな。正常進化形態。
でもああいうロボットが街中走り回ってたら、ついつい追いかけたくなるのも男の子として当然だ。そしてロボットにはカメラついてるから、触ったら大人に怒られると。
そう言う事すると二次災害を引き起こす可能性がある訳ですけど、だからと言ってあの形状はベストパターンだからなあ。ああいうロボットが走り回るのが日常に組み込まれたから(でもその日常は、充分に危険な「非日常」でもある)、追っ駆ける余裕も出てきちゃって…か。
今回のゲストキャラのケント(漢字確認しませんでした)君。未来にロボットヲタ呼ばわりされました。確かにロボットの一見して間抜けな行動を素直に笑う未来に、本気になって弁解する所とか、正にヲタですな!
でも彼がロボットヲタになった理由は、そのロボットに家族を助けられたから。彼が未来と同じ中一で「小学生の頃」の話で、回想シーンがあの大きさだから小3,4って頃かなあ?土砂災害で家族が車ごと飲まれたっぽいですね。
そう言う経験があったから、彼も将来はロボットを開発する側に回りたいと目標設定が出来たと。今回の震災では本格的に救助ロボット運用されてるようですから、そう言う子が量産されてそうですね。
未来はケントの目標を知り、また「事故に巻き込まれる前には家族なんてうざったく思っていたけど、事故後は大切に思うようになった」と言う彼の言い方には共感する。
将来の目標なんて全く決まってなかった彼女ですが(そういや夏休みの宿題が、そう言う作文だったな)、彼を見習って何かを考えるようになるんでしょうか?この流れだと、看護婦さんとかそう言う方面になりそうだけど…。意表を突いて自衛隊とかだったら、両親が仰天するだろうな。
ロボットを救出しに行って危ない目に遭ったケントと、彼を助けに行って巻き込まれる未来。
ケントが助けたロボット渡されて思いっきりぶん投げる未来に思わず吹いた。全く大切にしてませんな!でも災害現場で運用されるロボットなんだから、少々の衝撃では壊れる訳がない強度はあるようです。
ふたり纏めてこっ酷く絞られる中一。助けてくれてありがとうでお互い頬を染めるフラグを打ち立てましたし、最後に悠貴が家族にケントを含めてお台場だかに行こうとか言う話にもなってましたし、落ち着いたら再会する事もあるのかな。ロボットメモ貰ってるしね。あの分じゃこの辺では有名人少年っぽいから、あれ持って行けばすぐに見付かりそうだ…地震を機に引っ越したりしなきゃ。
両親について「死んでたら厭だなって」と未来が言った時には、どきりとした。そうだよな、未だに両親の安否、判ってないんだもんな…最悪の可能性は否定出来てないんだよ。
それは真理さんも同じ事なんですが…お互いそればっかりを心配していられない状況だから、話に出てこないだけなんだよなー。
真理さんが言うには「六本木を抜けて渋谷へ」と言うのが、今回のルート。未来は「いつも学校帰りに通っていた」らしい。じゃあエンディングの7枚目の写真もそのルート?
そして、次回が懸案の8枚目なんだよな…悠貴しか居ない、一瞬だけ出てくる1枚。
今回、悠貴の具合がどんどん悪くなってきてました。「熱中症かな?」と真理さんは判断するけど、絶対違うよ。4話で頭打ったじゃん!それだよそれ!
…って思いますが、真理さん自身はその現場を見てないんですよね。あんなでかい瓦を頭にぶつけたかもしれないってのを知らない。だから、たんこぶ作った詳細が判ってないから、軽く考えてしまっても仕方ないのかもしれないなあ…。
現場に遭遇してる未来にその判断を求めるのは酷だよな。まだ中一なんだから。そして悠貴も少々辛くても何も言い出さないし…倒れるまで気付かせない。いい子にも程がある。
吐くのも頭のせいだろうし、「それ芝公園で訊いたよ」って重複話も、脳に障害が出てきて記憶が混乱してるからかと勘繰りたくもなる。今までずっと自重してきた「いい子」なのに、今回は自分勝手な行動を取り続けたのもロボット絡みだからって理由ばかりではなく、そう言う自重が利かなくなる程に脳に損傷を受けてるとかさ。
そこに全速力で走り倒してるんだから、絶対まずいよな…。損傷が進む。
今回は真理さんは空気も空気でした。悠貴の言う将来の「皆」に含めて貰ってねえし!ケントすら含めてくれたのに!
未来が家族の大切さを噛み締め、もう1回お母さんの誕生日を祝おうかと言う話を自分からするようになり………って時に、悠貴が遂に倒れる。待て次回。
…そんなところで引いておいて1回休みかましたって、長崎はマジドSだよな!
死者18万人で行方不明者15万人、負傷者20万人と言う公式発表の今日でした。死者は18万以上で確定。これから行方不明者→死者にジョブチェンジしたり、負傷が進んで死亡してしまう人も出てくるだろうから、もっと増えるでしょう。
でも行方不明者→死者に変わる人数は、実はそんなに多くないような気がするよ。瓦礫に埋もれて行方不明じゃなく、出先で被災して自宅に戻れないとか連絡が取れてないとかで「行方不明」扱いになってる人がかなり居そうですし。この3人もそのパターン。
………この分だと悠貴が行方不明者→死者ってパターンにハマりそうなんだけどな!うわあ。
1週間お休みの長崎でしたが、案の定うちは直前更新でしたとさ。
TV雑誌とかではこれの後番が「未定」になってたりするので、枠消滅かなーやっぱり。
ノイタミナ次枠の「空中ブランコ」はネタとしては見てみたいとは思ってるんですが…各所で感想読むに、アニメとして見たら駄目な作品らしいね。作品自体を未視聴で色んな感想から斜めに感じただけですが、「ウゴウゴルーガ」を連想した。ほら、俺そう言う世代だから。
今回は災害救助用ロボット紹介の回でしたなあ。NHK教育みたいだ。はたらくロボット。冒頭のロボット運用時のBGM、緊迫感が全然ねえよ…マジで教育みたいだった。
小型タチコマが出てきましたけど、不安定な現場で作業するなら多足ロボットになるのは必然で、そうなると胴体部も安定のために単純な形状になるのも必然で…と言う訳で特にパクリって訳じゃないよな。正常進化形態。
でもああいうロボットが街中走り回ってたら、ついつい追いかけたくなるのも男の子として当然だ。そしてロボットにはカメラついてるから、触ったら大人に怒られると。
そう言う事すると二次災害を引き起こす可能性がある訳ですけど、だからと言ってあの形状はベストパターンだからなあ。ああいうロボットが走り回るのが日常に組み込まれたから(でもその日常は、充分に危険な「非日常」でもある)、追っ駆ける余裕も出てきちゃって…か。
今回のゲストキャラのケント(漢字確認しませんでした)君。未来にロボットヲタ呼ばわりされました。確かにロボットの一見して間抜けな行動を素直に笑う未来に、本気になって弁解する所とか、正にヲタですな!
でも彼がロボットヲタになった理由は、そのロボットに家族を助けられたから。彼が未来と同じ中一で「小学生の頃」の話で、回想シーンがあの大きさだから小3,4って頃かなあ?土砂災害で家族が車ごと飲まれたっぽいですね。
そう言う経験があったから、彼も将来はロボットを開発する側に回りたいと目標設定が出来たと。今回の震災では本格的に救助ロボット運用されてるようですから、そう言う子が量産されてそうですね。
未来はケントの目標を知り、また「事故に巻き込まれる前には家族なんてうざったく思っていたけど、事故後は大切に思うようになった」と言う彼の言い方には共感する。
将来の目標なんて全く決まってなかった彼女ですが(そういや夏休みの宿題が、そう言う作文だったな)、彼を見習って何かを考えるようになるんでしょうか?この流れだと、看護婦さんとかそう言う方面になりそうだけど…。意表を突いて自衛隊とかだったら、両親が仰天するだろうな。
ロボットを救出しに行って危ない目に遭ったケントと、彼を助けに行って巻き込まれる未来。
ケントが助けたロボット渡されて思いっきりぶん投げる未来に思わず吹いた。全く大切にしてませんな!でも災害現場で運用されるロボットなんだから、少々の衝撃では壊れる訳がない強度はあるようです。
ふたり纏めてこっ酷く絞られる中一。助けてくれてありがとうでお互い頬を染めるフラグを打ち立てましたし、最後に悠貴が家族にケントを含めてお台場だかに行こうとか言う話にもなってましたし、落ち着いたら再会する事もあるのかな。ロボットメモ貰ってるしね。あの分じゃこの辺では有名人少年っぽいから、あれ持って行けばすぐに見付かりそうだ…地震を機に引っ越したりしなきゃ。
両親について「死んでたら厭だなって」と未来が言った時には、どきりとした。そうだよな、未だに両親の安否、判ってないんだもんな…最悪の可能性は否定出来てないんだよ。
それは真理さんも同じ事なんですが…お互いそればっかりを心配していられない状況だから、話に出てこないだけなんだよなー。
真理さんが言うには「六本木を抜けて渋谷へ」と言うのが、今回のルート。未来は「いつも学校帰りに通っていた」らしい。じゃあエンディングの7枚目の写真もそのルート?
そして、次回が懸案の8枚目なんだよな…悠貴しか居ない、一瞬だけ出てくる1枚。
今回、悠貴の具合がどんどん悪くなってきてました。「熱中症かな?」と真理さんは判断するけど、絶対違うよ。4話で頭打ったじゃん!それだよそれ!
…って思いますが、真理さん自身はその現場を見てないんですよね。あんなでかい瓦を頭にぶつけたかもしれないってのを知らない。だから、たんこぶ作った詳細が判ってないから、軽く考えてしまっても仕方ないのかもしれないなあ…。
現場に遭遇してる未来にその判断を求めるのは酷だよな。まだ中一なんだから。そして悠貴も少々辛くても何も言い出さないし…倒れるまで気付かせない。いい子にも程がある。
吐くのも頭のせいだろうし、「それ芝公園で訊いたよ」って重複話も、脳に障害が出てきて記憶が混乱してるからかと勘繰りたくもなる。今までずっと自重してきた「いい子」なのに、今回は自分勝手な行動を取り続けたのもロボット絡みだからって理由ばかりではなく、そう言う自重が利かなくなる程に脳に損傷を受けてるとかさ。
そこに全速力で走り倒してるんだから、絶対まずいよな…。損傷が進む。
今回は真理さんは空気も空気でした。悠貴の言う将来の「皆」に含めて貰ってねえし!ケントすら含めてくれたのに!
未来が家族の大切さを噛み締め、もう1回お母さんの誕生日を祝おうかと言う話を自分からするようになり………って時に、悠貴が遂に倒れる。待て次回。
…そんなところで引いておいて1回休みかましたって、長崎はマジドSだよな!
死者18万人で行方不明者15万人、負傷者20万人と言う公式発表の今日でした。死者は18万以上で確定。これから行方不明者→死者にジョブチェンジしたり、負傷が進んで死亡してしまう人も出てくるだろうから、もっと増えるでしょう。
でも行方不明者→死者に変わる人数は、実はそんなに多くないような気がするよ。瓦礫に埋もれて行方不明じゃなく、出先で被災して自宅に戻れないとか連絡が取れてないとかで「行方不明」扱いになってる人がかなり居そうですし。この3人もそのパターン。
………この分だと悠貴が行方不明者→死者ってパターンにハマりそうなんだけどな!うわあ。
東京マグニチュード8.0 第6話「見捨てる、選択」 地上波フジ
2009.10.10 Saturday | category:東京マグニチュード8.0
先週はF1日本GPで忙しかったので、その他の録画の処理が追いついてません。この東京M8.0中のCMでも、その鈴鹿決勝のCM入ってたなあ。
この日はIOC総会とも被ってて、ニュースJAPANが「延長の可能性あり」とかラテ欄に書いてあったので、余裕を持って録画予約していたら落選したせいか全く延長掛かってなかったと言う。地上波ってそんなもんさ。深夜放送のF1地上波決勝と伊達に10何年も付き合っとらん。
今週は7話が放映されてる訳ですが、ラストだけチェックしたら「次回は10月23日に放映します」とテロップが。
来週休みか!良かった、時差のせいで深夜放送のF1ブラジルと時間帯が被っちゃうんでどうしようか悩んでた所だったんだ!CSでのFP2と被るんですよ…。安心してF1に集中できます。
と言う訳で来週お休みなので、7話は余裕をもって視聴して、感想も書けそうです。
…これで更に1週間遅れる訳だけど、次のこの枠何が来るんだろうな。あっさり次の「空中ブランコ」買うのか、それとも一旦消滅してのだめ3期の際に華麗に復活してフジ本局からブランクなしで放映か、いっそNOISE枠の1クール作品を買って穴埋めか…。
でも空中ブランコもリストランテも青い花も守備範囲外作品っぽいから俺は見ないだろうな。どれに転んでも俺的には美味しくなさそうだ。
では6話感想。物騒なタイトルです。
未来の学校で一晩明かした3人。未来は自分の運動靴をゲット。
お前持って帰ってなかったのかよ。夏休み迎えたってのに、その間に登校日はあるだろうけど1ヶ月以上洗わずに放置するつもりでしたか。真夏は発酵しそうだぞー(乙女の靴なんだからちょっとは夢見ろ
てくてく歩いてたら麻布十番へ。この辺に真理さんの職場があるそうです。
その通りすがりに聴いたラジオでは、三軒茶屋で震災直後から火災発生とのニュースが。真理さんの家がある三軒茶屋ですから、途端に居ても立ってもいられなくなってしまう真理さん。
でも真理さん、朝から体調悪いです。どうにか自分の職場のビルに戻ったら、そこにはバット少女ことあやちゃんが。真理さんの職場「タイガー運送」の事務員さんか?配達員の全員と連絡が取れないそうで。
その、真理さんの「体調不良」ですけど。
・朝起きた時、夏なのにぶるっと震えてた
・頭痛抱えてるっぽい?冷えピタ貼られた
・倒れた本人談「貧血だから心配ない」
・事務所の救急箱入り常備薬らしき箱入り錠剤薬を飲んだらちょっとは復活
・でもやっぱり走ってたら途中で倒れて白昼夢見る羽目に
………このように深夜枠アニメでも徹底的に直接描写は入れずにぼかしてますが、これぶっちゃけた話、生理が来てしまったって事ですよね?
貧血なら薬飲まないだろうし(鉄分含んだ薬って可能性はあるけど)。風邪は真夏にはなかなか引かないと思うし(疲れが溜まってて一気に来た可能性もあるけど)。
このように色々解釈は出来ますけど、情報を総合して素直に考えたらやっぱり生理だよなあ…。起きた時に血が漏れててジーンズなり毛布なりを汚しちゃってたら確定的だったんですが、それ以上に描写をぼかしてるからそれもないけど。
災害時の重要問題として忘れてならないのはトイレでそれは先週やりましたけど、女性にはこれもあったか。特にこんな緊急時だから予定外にいきなり来てしまう人も居るだろうし、辛いだろうな。
多分、あのまま起きた真理さんは、ボランティアスタッフに生理用品貰いに行って処置したんだろうなと思いますよ。災害時に起こり得る事なんだから、自衛隊やボランティア側もその準備はしてるだろうし。
あっちこっちのラジオやTVやワンセグで得られる情報はマスコミ発表で正確になって来ていて、結構悲惨なものが増えてきている。
例の東京タワー倒壊では被害が拡大中。多分あの場で自衛隊に救助されたものの、そのまま死んでいった重傷者とかだろうな…。
特に「これから台風が接近しますので河川の増水に気を付けて下さい」みたいな事言ってなかったか?7月末の地震だからそれもあり得たし、実際に地震の後に集中豪雨が来ちゃったりするのが日本ですが(中越やこの前の静岡もそうでしたね)、それにしても…運がないと言いたくなる。ラストシーンで「今夜は一雨来そう」だったし、もう…。
………いや、この雨のおかげで三軒茶屋の火災が鎮火するって展開か?それだったら恵みの雨となるでしょうが、風までセットで来ると更に延焼コースともなり得る訳で…。
あやちゃんは事務所ビル篭城の道を選んでましたけど、余震がんがん来てんじゃん…本日1回目の余震で蛍光灯割れて散乱するわ、2回目余震では遂に隣のビルが力尽きて倒壊しちゃったじゃないか…。
事務所からの視点でのロングショットだったから詳細は判らんけど、通行人がビルの破片だかの直撃喰らったか、頭から大量の血を流して倒れてて、周りの人の懸命の呼び掛けにも応えようとしてないし。
これ、絶対死んだよな…。このアニメでもこんな流血描写で死人描くんだと、ちょっとショックを受けました。
最後のクリステルレポートでも「瓦礫に埋もれた麻布十番。生存者を捜索中です」だし。余震続いて相当酷い事になってそうですね。このビルの犠牲者ばかりではないらしい。
…何時この事務所入居ビルも倒壊するか判りませんよ。他の配達員さんを待ってるのかもしれないけど、素直に避難所に逃げた方がいいんじゃないのか。配達員さん達のためには、張り紙で「どこどこの避難所に居ます」と置き手紙しておけば心配掛からないし。真理さん達と別れた後にビル倒壊して押し潰されてたら、真理さんすげーショックだと思うぞ。
バット準備してたって事は、それなりにこの辺の治安が悪いって示唆か?そう言う事はノイタミナ枠では直接描写出来ないっぽいけど。
体調不良と言う事もあり、取り乱してる真理さん(でも皆には不安のままに当たり散らさないから、凄い大人だ)を目の当たりにした未来達は気を遣う。「真理さん、先に帰った方がいいよ」と、自分達と別れる道を提案する。
置いていける訳がないと言い張る真理さんだったが、倒れた後に未来と悠貴は居なかった。「何処に行く」とも言い残してなかったらしい。
でも、結局この姉と弟は、バイクを引いて来た。
一瞬「君達何処からパチって来たー!?」と思いましたが、「借りてきた」らしい。まあ、キーがないと動かないしね!倒れるとなかなか起こせないって事は、結構排気量ある奴か?原チャリ程度ではなさそうな作画だったな。
あやちゃんが言ってた馴染みの店から借りたんですかね?この辺にはそのバイク屋さんしかないのかな。
これで帰るといいと言い出す未来達に「バイクだと3人乗りは出来ないじゃない」と断る真理。
白昼夢で見た、旦那との馴れ初めを思い出したかららしい。自分が誘ったのだから、置いていける訳がない…旦那さんはツーリングに真理さんを誘った以上、ついていけなくても放っておけない。真理さんは未来と悠貴を「一緒に帰ろう」と誘った以上、自分の事情があっても放っていけない。そう言う比較。
この3人の道中はまだまだ続くようです。
てな訳で「見捨てる選択」がある事が示唆されたものの、真理さんは結局その「選択」を選ばない。そう言う回か。
真理さんが後々これを後悔する事にならなきゃいいのですが…でもまあ、炎上する三軒茶屋に真理さんが到着しても、出来る事は何もないか。人海戦術の鎮火人員に立候補出来る程度。
…或いは、病院に収容された家族と生きてるうちに対面出来るかも知れないってのもあるのですが………考えない、考えない!
前回感想書いた時に気付いたので、エンディングの「写真」を改めて整理してみる。
1.お台場?
2.フジ社屋と階段(1日目夜明かしした場所っぽい
3.レインボーブリッジ
4.芝公園と東京タワー
5.
6.バイクに乗る真理さん
7.
8.サビ部分で画面一杯に一瞬映る写真・悠貴独りだけで振り返っている
9.3人居るけど悠貴だけが別方向に走り去ろうとしている アメ横だけは判別出来た(って事は上野?
10.未来独りだけ 学校?途中で写真の枠縮小
11.橋をバックに笑顔の3人
…ごめん、地方者だから都内の土地勘ないから、5枚目と7枚目が何処なのか全く判らないよ。
11枚で今までの6枚と6話までの内容を照らし合わせるに、やっぱり全11話とこの「写真」は対応していると考えていいんだろうな。次回予告はクリステルレポートのみだと思ってたけど、EDでネタバレとは上手い方法だ。
こうして整理すると、8枚目の悠貴のみと10枚目の未来のみ以外は3人揃ってる。逆に言うと、この2枚がとても意味深。一体何が始まるんです?
特に8枚目がなあ…サビのめろーでぃ♪の時に一瞬映るだけで含まれる風景写真も1枚分のみ。これって8話作中の舞台もこの場所のみと考えていいのかな。
………悠貴きゅん、死ぬのかなあ…。やっぱりあの破片激突を放置しちゃ駄目だったのかなあ…。頭は後から来る事があるし、怖いんだよ。
でもそうなると、10枚目の未来のみの写真が気になる訳で。まさか姉までどうにかなっちゃうんですか?何だその欝展開まっしぐら。
11枚目は「在りし日の3人」と言うか「こんな日があったかもしれないね」みたいな…今回6話で悠貴が「地震がなくても僕達会ってたよ」のifとも解釈出来る。そう言う希望を提示しておいて、現実は非情であると。「写真」の中のひとりふたりは死んでるかもしれないと。
そう言う独りずつの写真に挟まれてる3人写真の9枚目の解釈も気になる。悠貴だけ何処かに行こうとしてるから、もしかして4話の破片激突は関係なくて8話で改めて致命傷負うのか?そして9話で死亡?
で、姉も一緒に被災してて、姉は遅れて10話で………うわあああああああああああああああ(AA略
てか5話で既に学校行ったのに10話でも「学校」行くんですかね?何処かの避難所?もしかして悠貴の学校かなあ。
こんな風に厭な想像ばかりしてしまうが、ネタバレは勘弁な!
東京マグニチュード8.0 第5話「慟哭の、学び舎」 地上波フジ
2009.09.27 Sunday | category:東京マグニチュード8.0
と言う訳で検索してタイトル発見して来ました。
…絶対にネタバレ踏むまいと、このアニメ見てても殆ど検索の旅に出てないんですからね俺!今回も冷や冷やしたぜ!怖くて公式すら行けねえないんだぜ?
深夜アニメは一部の例外除けば(当時のギアスとかマクロスFとか、ヲタ全般的に話題になってしまうレベルの人気作)、自分からネタバレ踏みに行こうとしなければ(2chのスレ見たり感想blogチェックしたりとか)結構防衛出来るので助かります。RDの時に痛感しました。
東京タワー倒壊は、やはり皆に相当のインパクトを与えたようです。一様にショックを受け、見に行こうとする人間もちらほら。しかしまだ自家用車とか動けるレベルなんですか。
そう言う人々を横目に、前回ラストにて日が暮れないうちに救援所になっている中学校に向かう事にしたおねいさんと姉と弟。歩く歩く。未来の靴擦れは、絆創膏の手当もあって大丈夫そう。
前回に頭に瓦の破片をクリーンヒットさせた(?)悠貴は、現状特に問題ない様子。真理さんに懐いて冗談言いつつもぴんぴん歩き回っています。
その救援所が、実は未来が通っている六華女学院中学だった。それを知って、未来は入学式の話をする。やっぱり母親への愚痴…と思いきや、1話時点みたいに本気で嫌ってるような口振りではない。しょうがないなあみたいな感じ。
この辺、予期せぬ災害に巻き込まれ、弟と共に帰宅しなければならなくなり、更に「大人の女性」とその帰路を共にする機会を得たからこその成長を思わせる。描写が丁寧だな。
「娘の晴れ舞台を自分の手で駄目にしてしまって、自分に腹が立ったんじゃない?」…真理の推測はおそらくその通りだろう。駄目にしたと言っても「正門前でコケてストッキング破いた」程度の話なんだけどね。
救援所と化している中学校に辿り着くが、そこは正に「救援所」だった。いつも通っていた場所とは思えなくなっている惨状に呆然とする未来。
改築直後と言う事もあり、校舎自体は倒壊していないがガラスなどは割れたりしている。それ以上に、帰宅困難者達が溜まっていて救護施設のテントが立ち並んでいる光景が、非現実的だ。
こんな時にも「お姉ちゃんの学校には1回来てみたかったんだ」と、空気読んでるんだか本音だか判りませんけど、相変わらず楽観的な事を言う悠貴。その弟の手を取り、見せたいものがあると突っ走ってゆく未来。
こう言う未来は初めてですね。弟を気遣い、楽しませてやろうと言う心意気を見せたのは。1話の「悠貴が行きたがってた」ロボット展行きなんか嫌々だった訳だし。
で、ステンドグラスを見せようと講堂に笑顔で特攻したら、そこには蝋燭が立ち並び薄暗い光景と啜り泣く声が。
救援所になるだけの安全性と敷地の広さが確保されているのだから当然と言えばそうなんですが、この地域の遺体安置所になってました。
………上げて落としたー!!
酷い展開だ。でも震災後なのだから、あって然るべきの光景だ。実際、芝公園でも遺体が搬送されて来ていた訳だし。
しかし、目の当たりにした未来の笑顔が凍り付く。
そしてその視線の先に、クラスメートのめぐちゃんを発見。彼女は母親を亡くしていた。物言わぬ母はここに横たわり、彼女は未来を見て泣くばかりだった。
未来は、めぐちゃんのお母さんとは特に面識があった訳ではない。めぐちゃんとも親しい間柄ではなく、たまに話す程度の関係だった。めぐちゃんはクラスの中心的存在だったらしいから、一方的に話振られてた?ちょっと苦手っぽかったしねえ。
それでも話の節々に、そのお母さんの事も訊いていた。めぐちゃん自身もああまで落ち込んでいる。それ見たら、もう何とも言えんでしょう。
無事だった地元の人や自衛隊、多分首都圏外からやってきているボランティア達もそれぞれの仕事をしている。炊き出しは勿論、風呂まで仮設で作ったよ。2日目でこれだから、凄いなあ。
でも校舎類は倒壊の危険があるので中に入れず、帰宅困難者達はその辺で寝るしかない。毛布は掻き集めて来てるんでどうにかなってる模様。この辺は病院が多いらしいけど、それでも軽傷者までは看て貰えない状況っぽい。
…ああ、たんこぶ程度じゃ駄目だったのかな。悠貴も。でも一応頭だったし…。まあこの現状を目の当たりにしたら、たんこぶ如きで医者に掛かろうとは躊躇しちゃいますかね今後も。
こんな夜中でも、余震は2回襲来。2日目から3日目に掛けてだから、まだ余震の危険性はあると予告済みではありました。被災者も徐々に慣れてきている…と言うか諦めの境地に達しているらしく「いつまで続くのかねえ」とワンセグ持ってる人の周りに群がる。
でも、怯える女性も確かに居るんだよな。余震が終わっても喚いてて、周りから「もう大丈夫だから」と諭されている。人それぞれであり、そのどちらも責められるものではありません。
ボランティアスタッフの古市老人と、未来達は会話を交わします。そしてその妻であるお婆さんが、未来達に飴をくれる。が、どうも様子がおかしい………。
………薄々おかしいよなあとこっちも気付いてはいますし、多分未来や悠貴も飴貰った後で余震来た頃には気付いたと思うんですよ。
古市老夫妻は、たまたま地方から夏休みで遊びに来ていた孫ふたりを、この地震で亡くしてました。
丁度、姉と弟だったらしい。未来達より大きい子らしいが、それでも祖母にしてみたら同じ「子供」のレベル。
うわああああああああああ(AA略
…うん、夏休み始まってたから、多分首都圏外からの人間も地震に巻き込まれてる確率は高いだろうなと思ってはいたんですよ。いつも通勤通学している人々ではない、歩いて帰宅出来るレベルじゃねーよ!って距離から。
しかし岡山…そっちではちょっと揺れた程度。自分達が呼ばなかったら地震に巻き込まれなかっただろうに。
「死ぬべきは自分達だった。若い人達には生きて欲しい」…その考え方はやばいんですが…何も言えるものではありません。
「そんな状況なのにボランティアをするなんて凄い」と未来は泣きますが、多分古市老人としてはこう言う事をやってないとどうにかなってしまいそうなんじゃないでしょうか。
孫達を死なせてしまったのだから(彼らの責任じゃありませんが、そう自責の念を抱いてしまっている)、他の誰かをせめて助けたい。そう言う代償行為で精神を支えているんだと思います。無意識のうちに。
だから、今回の話はしんどいんですよ。
未来の心に余裕が出来てきたと言うか、独りよがりではなく周辺を見る事が出来るように成長してきているので、その分他者への描写に尺を割けるようになってきたようです。だから面白くなってきました。
未来の視点に視聴者が同調出来るようになったのも大きいか。
そういやED見てて気付いたんですが、出てくる写真のフレームカット、11枚分なんですね。
そして変化していく風景を見てると、どうも各話に対応してませんか?俺は都内の風景に詳しくないので明言できませんが、4枚目の中には東京タワーだったり、3枚目ではレインボーブリッジでしょ?2枚目はフジ社屋っぽいのが映ってたと思うし。5枚目は良く判らんけど…色んな建物だったよな。
まあネタバレになるような風景とかでもないと思うけど…6枚目、真理さんバイク乗ってたけど意味あるのかな。
次回予告のクリステルレポートでは「通信手段は回復せず。家族の安否が心配されます」みたいな感じ。
今回の救援所の後には、いよいよ真理さん自宅の三軒茶屋入りですっけ?未来達の両親も心配ですが、真理さんの方も心配には違いないよな…。まず直面すべきは、距離的に考えたら真理さんの方だし…。
東京マグニチュード8.0 第4話「三人の、約束」 地上波フジ
2009.09.22 Tuesday | category:東京マグニチュード8.0
って、仮にも首都圏を支える電波塔が結構あっさり倒壊したもんですね。しかも本震じゃなくて余震で。…まあ本震で結構なダメージ喰らってた所に、度重なる余震が蓄積した末に、今回のでかめの余震でとどめ刺されたんでしょうけど。
2012年だからスカイタワーが既に建ってて電波送信業務は移行済み?だから東京タワーなくなってもクリステルレポートはまだまだ放映出来ますか。
そういや1話感想で触れ損なってたんですが、未来宅で見ていたテレビで地デジカが映ってて「祝・地デジ1周年」とかやってましたよね。「祝」って言う程のものなのかよ!このアニメは地デジ推進アニメですか。
誤解を恐れずに言うならば、ランドマークが破壊されるのは災害ものの醍醐味ではあります。
言っちゃあ何ですけどガメラやゴジラの新作で「今回は何処が巻き込まれるのか」みたいなもんでしょうか?ああ言う特撮、何故か新しい建築物が破壊されるもんですから…改築された京都駅がさくっと舞台になったりさ。
東京タワーは長年の東京のシンボルかつこの時代では過去の遺物と化しているでしょうから、それが倒壊するのにはかなり感情移入出来る事でしょうね。生活…と言うか長年の風景に密着しているランドマークでしょうから、新宿都庁やお台場フジ社屋が破壊されるのとは訳が違う。後の震災特集本とかの表紙を飾るようなレベルですよ。
多分、このアニメでは東京タワーは絶対に倒壊させたかったんだろうな、そのインパクトも加味してアニメ企画進んでたんだろうなと、正直思う。しかも主人公達が倒壊の現場に立ち会うような形で。
Amazonで見れるDVDのパッケージもさーそう言うイメージですから。だから予定調和だと思います。
ともかく、3人は修羅場の海上を抜け、東京本土へ到着。
震災から一夜明けた今、ボランティアや自衛隊が活動を開始していてとりあえずの飲み食いはどうにかなってる模様。
流石首都と言うべきか、家が無かろうが五体満足なら生きていけるレベルの環境は整っているようです。夏場だから凍死の危険性もないのが助けとなってるかな。その辺の道端で寝てても大丈夫。でも逆に熱射病とかの危険があるけど…路面の輻射熱とか都内は酷そうだよなー。
この分ならあのままお台場に残ってても、自衛隊が駆け付けて避難所開設してくれたんでしょうかね。
でも橋が落ちた以上、交通手段は船しかないからボランティアは渡り辛いだろうか。自衛隊や海保が本土に渡る船を用意しておいて台場にも避難所設けるのは二度手間って気もしますけど、動きたくても動けない、そう言う気力が湧かない人ってのはどうしても居るものですし。怪我してなくとも。
今回の話は、震災直後の危機を脱し、本土に渡った後の震災下のシミュレーションみたいな感じですね。
公園が避難所になったり(東京って狭いようでいて結構広い公園多いよな)、そこに辿り着けば物資は全員に行き渡る程度にきちんと保持されていて…ってのは、これから地震に見舞われた際の啓蒙にもなるでしょう。
しかし真理さんの立ち回り方が本当に素晴らしい。避難所見つけては配布されてる物を求めてすぐに向かったり…非常時だってのに全然動揺してない。それだけ肝座ってる上に状況判断能力や洞察力が凄いって事なんでしょうけど、マジで以前に震災の経験があるんじゃなかろうかと思いたくなる。
それでいて「ゴミ捨ててくるからちょっと待っててね」と、出たゴミはきちんとゴミ捨て場に持って行く。その辺に放置しない。出来た人だよなあ…。
そして…人間生きていく以上、喰ったら出る!
トイレ問題は、災害時には切り離せない代物です。
何せ上下水道が寸断されたら流せなくなる訳で、そうなると使用出来なくなるトイレが多数になる訳で…。イベント会場みたいな仮設トイレを頼る他無いけど、当然イベント会場以上に物凄い列が発生すると。
男は立ちション出来るからまだいいかもしれないが、それでも皆が所構わずやっちまったら衛生面でとても宜しくないので、やはり処理出来る場所でやるべきですよね。
その辺は自衛隊とかも良く判っていて、携帯トイレの配布も行います。でも、花も恥らう乙女である未来は、それを使う踏ん切りがなかなかつかないと。
でも、切羽詰まったらそうも言っておれず………遂にお花積み終わった後の爽やかな笑顔と言ったら!笑う所なんだろうけど、笑っていいんだろうかこんな根源的な悩みだってのに。まあ下ネタ笑いは普遍的なものって事で。
ところで、やっぱり朝に食べたツナマヨおにぎりがまずかったんですかね?本土がこんなに避難所きちんと運営されてるんですから、お台場での真理さん調達もコンビニが配布してる品物だった公算が高いんですが…それでも傷んでしまっていたものはあったとか。
体調が悪かったら、精神もそれに引き摺られがちです。そして色々な「駄目な大人」を目の当たりにしてしまって、不平たらたらだった。
トイレに並んでたら割り込んで並んできた見るからにDQNな連中とか。彼らは未成年っぽいけど、未来にとっては充分「大人」でしょう。未来の代わりに後ろの大人が彼らに食って掛かるが、未来はそれを望んでいる訳ではなく逃げ出してしまう。
カップラーメンの配布が終了したけど、ラーメンふたつ手にしている人がいた。「大人ってそう言うものだ」と思う未来に対し、真理は「怪我してる人の分かもしれない」と自分を納得させている。その可能性もあるんだから、文句ばっかりつけてても仕方ないよね。
そんな真理さんも、未来にぶつかってカップラーメンの汁(熱湯)を太腿に掛けて行って謝りもしなかった人間にはぼやく。でももしかしたら、その女性も未来タイプで言いたい事をなかなか言えない人だったのかも…とも思う。
公園に走り込んできて未来の足を思いっきり踏ん付けて行った旦那さん。
一応一言謝っては行ったけど…とその背中を見送ったら、そこに到着したトラックの荷台にはどうやら震災で亡くなった人が死体袋入りで収まっているらしい。身内などの生死が関わったら、そりゃ足元見えなくても仕方ないか…みたいな空気が。
色々と積み重なり、でも隣の弟は家に帰ったら…みたいな事しか言わない。家が無事なのか、両親が生きてるのかも判らないのに。
その想いを未来は悠貴にぶつけてしまい、遂に悠貴を泣かせてしまう。携帯投げて、放って、また拾って…のシーンが結構痛かったよ。ああこれじゃそのうち未来キレるよ…とじわじわ判ってしまってもう。
もう、マジで出来過ぎた弟だよな!ここまで追い詰めないと、泣いて本音ぶちまけないんだぜ?
どうしてこんな子が出来上がってしまったんだろう…そこまで問題のある家庭とは思えないので、天性のものなんだろうか。
ゴミ捨てに出向いていた真理さんは不在だったので、緩衝材もなく。悠貴はそのまま何処かに走って行ってしまう。それを不安になって追う未来。
結局芝公園の近所の駐車場(?団地ですかねここ)で悠貴捕獲。「東京タワーに登れば家が見えて、無事かどうか確認出来る。お姉ちゃんもそれを望んでるでしょう?」とかもう…ここまで来てもお姉ちゃんの事を考えてくれてるって凄くいい子だよ。
地元の人らしい方々に気を遣われる未来と悠貴。「お父さんとお母さんは?」の問いに泣くしかない悠貴。こんな非常時なんだからこんな問いすら地雷になり得るもんな…。この公園にも死体袋到着してるレベルなんだから、おばちゃんも軽率だったと気付いたらしく謝罪。
そういや併設された団地とかが無事だったので、ここら辺の被害は今までなかったんですかね。だからこそ避難所が開設されていたとか。
そのせいで公園に人間が溜まっていて、東京タワー倒壊に結構な人が巻き込まれてしまったって寸法でしょうか?前回クリステルレポートで「東京タワーが崩壊、懸命の救助作業が続いています」だったし、タワーが倒れる時に明らかに下敷きになって押し潰されてた人間も居たよな…。
東京タワーが倒壊するなんて、自衛隊も専門家も、誰も考えもしてなかったのかな。やっぱりそう言うもんだよなあ東京タワーって。後々この「判断ミス」を指摘されそうですね。
東京タワーの倒壊に未来と悠貴も巻き込まれ、未来の頭上にも何か飛んできたー!
って、鬼瓦ー!?
それ何処から湧いて来たー!?他の建物もタワーに巻き込まれたんですかね?
手を離してしまって煙に巻き込まれて見失ったはずの悠貴が、未来を突き飛ばして直撃は回避。
でも悠貴は一撃喰らった模様。頭に乗ってた破片は小さかったからこの一撃ならまだいいけど、あの鬼瓦がそのままごすっと行ってたら頭割れてたよな絶対…流血すらないんだから良かった良かった。
…いや、あんまり良くないですが。たんこぶ出来てるんだから、頭にそれなりの一撃喰らった事は確定してますし。
公園ベンチにて、避難物資に含まれていたであろう救急キットで真理さんに手当されてましたけど…お前、自衛隊に診せてないの?あの倒壊現場に自衛隊がすぐに駆け付けて怪我人の処置やってたじゃないか…。
血が出てないから重傷とは思えず、さっさとその場を離れてしまったのかな?その判断は子供だから仕方ないけど、後で真理さん合流してるんだから一応自衛隊に診せるべきなんじゃあ。
悠貴は気を遣う子だから「大丈夫?」と訊かれたら「大丈夫!」と答えるよなあ…。未来が強引に引っ張って行っても良かったかもねえ。頭は怖いよー。
そんなこんなで未来と悠貴の自宅がある砧へのルートは徒歩で移動可能っぽい。でもその途中に位置する、真理さんの自宅がある三軒茶屋の状況は未だ不明。歩いて行ってみる他ない。
とりあえず五体満足だし、この先にある中学校の避難所に行ってみますか!と暗くなる前に出発する事に。えーと、これで2日目夕方か。
電灯死んでるなら夜も更けた道路は危険ですし(治安的な意味もあるし、余震がある中歩くなら足元も不安)、明るいうちに到着したいですね。中学校に着けば屋根のある場所で眠れるか。それとも公園みたいに人が溜まっていてそれ所じゃないか。まあ行ってみないと判らんか。
最後のクリステルレポートは「港区の学校が救援所に。現地の状況は今」だそうです。
そろそろマスゴミも活動を活発化させてそうですね。本土も全滅する勢いの被害が出ている訳でもないようなので、無事なTV局はフジだけではなさそうですし。
さて次回の見所は?避難所での物品配布は今回の芝公園でやっちゃったから被るようなネタはやらないと思うし。
震災後3日目突入で更に震災の爪痕が判ってきたりするんでしょうか?先に挙げたマスゴミネタは、流石に地上波深夜アニメの看板たるノイタミナ枠ですんで、そう言うネタはフジが止めろと差し止めるでしょうから期待はしない。
3話時点ではどうしたもんかと思いましたが、また面白くなってきたと思います。
東京マグニチュード8.0 第3話「燃える、橋」 地上波フジ
2009.09.13 Sunday | category:東京マグニチュード8.0
正直どう感想書いていいのか迷い始めて来た。
何だろう…リアリティあるようで居て、全然リアリティ感じねえ…。
1話見て勢いでカテゴリ立てたけど、早まったかなあ…。まあごたごた突っ込んで行くだけでもいいか…。
確かに東京都内で直下型大地震起こったらこう言う被害が出るんだろうなってのは判るんですよ。これだけの建物が倒壊した上に、帰宅困難者がわんさか出るってのは以前から試算されていた訳ですし。
その中でもお台場はこんな被害状況になってて…ってのを、たまたまお台場に出向いて地震に遭遇して帰宅困難者となってしまった未来達3人の視点でミクロ的に描写していくアニメってコンセプトなのは良く判るんですよ。彼らがこれから世田谷まで帰る過程で、震災の爪痕を事細かに描写していくんだと。
震災から明けて1日で把握されてる死者は800人程度で、被害が把握されてゆくこれからはどんどん増えるだろう。半日以上を経過しても火の手はまだまだ収まらず、交通規制は始まっている。
そう言う舞台設定はリアルだと思うんですけど、それを前提とした人間の行動が、ちょっと…。出来のいいシミュレーションを敢えてドラマ仕立てにしてしまっているがために、価値が落ちてる気がするんだよなあ…。
9月1日の防災の日にNHKで似たような首都直下地震シミュドラマやってたような気がするんですが(見損ねた)、あっちはどうだったんだろうな。あっちは視聴者層に合わせて、高層ビルで被災したビジネスマン主人公でしたっけ?
大体「ベビーカーの車輪を瓦礫に挟まれてて悪戦苦闘する母親」ってどうなのよ。避難民の列は物凄い混雑なんだから、そんなもん押してたら邪魔だって判らんのか。電車のラッシュアワーと同じ次元で考えてるんじゃねえのか?平時のラッシュ時でも「空いてない車内では畳んで抱けよ」って言われる世の中だってのに。
最初はベビーカー引いててもあんな風に足取られたんだから、諦めて担げよ…そのまま人波に飲まれたらどうすんだ…。
まあ、地震なんて非日常に襲われてテンパってて判断能力失ってるのかもしれないけど、それだったら誰かに指摘されたりしないものかね?怒鳴られるなり優しく諭されるなりして。
で、その「ベビーカーの足を挟まれた状況」に、真理が介入するまで誰も手出ししないってのもどうなんだ。周囲が見えてるのは真理だけかい。
そこら辺、マジでゲーム内でイベントこなしてるだけって印象に。
避難民の凄い人波もですね。未来がしゃがみ込んだり真理が立ち止まったりしてるのに、彼女らを避けて普通に通り過ぎていく人々が大半ってのはどういう仕組みなんでしょうか。お台場から船で避難しようとしている人々は、必ずあのポイント通るんでしょ?半端ねえ人数だと思うんですけど。
俺、元旦3が日の伊勢神宮であんな事されたら、物凄いどつき合いを目の当たりにする自信があるんだが…(たまに鈍行旅行で関西入りしたついでに伊勢神宮まで行ってた奴
…3が日の大宰府でも充分あるな!あの途中の、逃げ場のない橋の上の殺伐とした空気と言ったら!(九州人のみに判る表現
で、未来にたまにぶつかっちゃう人が居たけど、必ず悪態や注意して行くんだよな。一応絡んで行く。無言で立ち去った人は居ない。本当にイベント感覚。
後ろから押されて将棋倒しが始まっちゃうような階段とかだったのに、真理が未来と悠貴の手を引いて普通に走れちゃったのもどう言う結界なんでしょうか?都合によってイベントが起こったり起こらなかったりする印象が…。
真理達が連絡船に乗ってとりあえずお台場脱出した途端にレインボーブリッジ倒壊、引き波に巻き込まれて前の船が転覆、でもこっちはどうにか助かったよ!…ってのは、悪く言えばアニメ的御都合主義ですが、災害に巻き込まれた人の生死の分水嶺には確実に「運」も含まれますので、そう言うもんだと思えば理解出来ます。
真理達の船、駆け込み乗船しようとした奴がダイブに失敗して売れない芸人宜しくそのまま落ちて「落水者救助中」になって足止め喰らったから、結果的に助かったんだよな。本当に何がどう転ぶか判らないのが災害時です。助かったからと言ってあいつに感謝するってのも何かが違いますし。
満席と思われた船にかろうじて未来達が乗れたのは「避難は女子供優先」の原則からでしょうね。でも女性とかは他にも居ただろうに…真理達が最前列に居たのが効を奏したか。この辺も運だよな。
「お母さんも早く!」と言われて頷いちゃったのはおやくそく。まあ普通はそう判断するよな…。子供だけ放り出してもどうにもならんし、保護者同伴と思えばいいんだろう。真理は実際にここまで世話してあげてたんだから、責められる謂れはないわな。
耐震構造が物凄かったフジ社屋の避難民の間では「お台場沈むんじゃね?」と言う噂が飛び交いそうでしたが、デマとして成長するまで未来達は居残りませんでした。3日も余震が続くとの専門家の解説があるんだから、あり得そうだけどな。
しかし、折角TV局が避難所と化してるんだから、災害情報の垂れ流し位してやっててもバチは当たらんのではないでしょうかフジさんよぅ…。災害時に怖いのは「間違った情報」「憶測」が出回る事なんだから、それを阻止するためにも、せめていま自分達が報道している「正しい(かもしれない)情報」を与えておくのも手段でしょうに。
TV画面を投影するのは電気の浪費になるだろうけど、だったらせめて音声だけでもラジオに乗せるとか。TV局のお膝元に居るのに携帯の電池を浪費してまでワンセグで見なきゃならんとは、何だかなあ。
その避難所状態の社屋にはペットボトルとかが散乱してたので「食い物出たのかやっぱり」と思ってたら、家族の避難民の方々が「食べ物もないし」とぼやいていた。あれ?
そして真理がコンビニで食料を入手し、お茶は地震直前に悠貴が買ってきたものを飲む。
って事はあのゴミは、各自で事前入手してたりしたものなのか。よく奪い合いにならんかったもんだ。
そこまで殺伐とはしてないのかまだ。時間は掛かってもどうにか本土に帰れるとか、生命の危機まで感じてる人はあんまり居ない?…ちょっとそこら辺が捉えきれないんだよなーだからリアリティを感じないと言うか。
真理は「非常時にはコンビニが食べ物を配るって話を思い出して」と言ってたので、自力で到達出来た人にはコンビニが配給してくれてるんでしょうか?流石にフジまで配達に来る状況ではないとして。災害時は平時に増して情報弱者には厳しい世の中になるのう…。
…まさかパチって来たとは思いたくない。道義的にもどうかと思うし、実利的にもそもそも真夏で一晩明かしてるんだから、冷房なしコンビニで放置された食材を食ったら(賞味期限云々置いといても)腹がどうにかなりそうですし…。配給ならそう言う食い物は出さないだろうしさー。
しかし…何気にメモっておきましたが、真理さんが梅じそ、悠貴がシャケ、未来がツナマヨ…わざとか偶然か判らんが、真理さんこそが一番の安全牌ゲットしてるしー!梅なら腐り辛いしさ!ここら辺も強運の元に生まれてる人なのか!?何て恐ろしい死別シングルマザー…!マジ逞しいな!
もし真夏の常温放置だったなら…一番やばいの、未来だよな…。こんな所でロシアンルーレットかまさないで下さい。
つーか真夏の移動となると、熱中症にも注意だよな。水分補給しないとまずいな。小型紙パック飲料は貰えたようだけど。
そんな風に突っ込みつつ見ています。おお、結構楽しんで突っ込めたぞ!
首都圏在住の人達ならもっと実感をもって視聴出来るんでしょうかね。「お台場から世田谷まで歩く」行程とかを。
そういや最後のクリステルレポートですけど、今回が「東京タワーが倒壊、懸命の救出作業が続いています」でしたね。で、前回が「連絡橋が崩壊しました。死傷者多数です」だったかと。「連絡橋」って今回崩壊したレインボーブリッジの事ですよね?
となると、このレポってもしかして、次回予告に相当するんでしょうか?
うちのblogだから必然的にこの表現になりますが、RDにおけるCパートみたいな感じで。…アレも4話ラスト位で「…これ、ひょっとして次回予告?」と気付くまでどう解釈していいのか迷ったもんなあ…。
何だろう…リアリティあるようで居て、全然リアリティ感じねえ…。
1話見て勢いでカテゴリ立てたけど、早まったかなあ…。まあごたごた突っ込んで行くだけでもいいか…。
確かに東京都内で直下型大地震起こったらこう言う被害が出るんだろうなってのは判るんですよ。これだけの建物が倒壊した上に、帰宅困難者がわんさか出るってのは以前から試算されていた訳ですし。
その中でもお台場はこんな被害状況になってて…ってのを、たまたまお台場に出向いて地震に遭遇して帰宅困難者となってしまった未来達3人の視点でミクロ的に描写していくアニメってコンセプトなのは良く判るんですよ。彼らがこれから世田谷まで帰る過程で、震災の爪痕を事細かに描写していくんだと。
震災から明けて1日で把握されてる死者は800人程度で、被害が把握されてゆくこれからはどんどん増えるだろう。半日以上を経過しても火の手はまだまだ収まらず、交通規制は始まっている。
そう言う舞台設定はリアルだと思うんですけど、それを前提とした人間の行動が、ちょっと…。出来のいいシミュレーションを敢えてドラマ仕立てにしてしまっているがために、価値が落ちてる気がするんだよなあ…。
9月1日の防災の日にNHKで似たような首都直下地震シミュドラマやってたような気がするんですが(見損ねた)、あっちはどうだったんだろうな。あっちは視聴者層に合わせて、高層ビルで被災したビジネスマン主人公でしたっけ?
大体「ベビーカーの車輪を瓦礫に挟まれてて悪戦苦闘する母親」ってどうなのよ。避難民の列は物凄い混雑なんだから、そんなもん押してたら邪魔だって判らんのか。電車のラッシュアワーと同じ次元で考えてるんじゃねえのか?平時のラッシュ時でも「空いてない車内では畳んで抱けよ」って言われる世の中だってのに。
最初はベビーカー引いててもあんな風に足取られたんだから、諦めて担げよ…そのまま人波に飲まれたらどうすんだ…。
まあ、地震なんて非日常に襲われてテンパってて判断能力失ってるのかもしれないけど、それだったら誰かに指摘されたりしないものかね?怒鳴られるなり優しく諭されるなりして。
で、その「ベビーカーの足を挟まれた状況」に、真理が介入するまで誰も手出ししないってのもどうなんだ。周囲が見えてるのは真理だけかい。
そこら辺、マジでゲーム内でイベントこなしてるだけって印象に。
避難民の凄い人波もですね。未来がしゃがみ込んだり真理が立ち止まったりしてるのに、彼女らを避けて普通に通り過ぎていく人々が大半ってのはどういう仕組みなんでしょうか。お台場から船で避難しようとしている人々は、必ずあのポイント通るんでしょ?半端ねえ人数だと思うんですけど。
俺、元旦3が日の伊勢神宮であんな事されたら、物凄いどつき合いを目の当たりにする自信があるんだが…(たまに鈍行旅行で関西入りしたついでに伊勢神宮まで行ってた奴
…3が日の大宰府でも充分あるな!あの途中の、逃げ場のない橋の上の殺伐とした空気と言ったら!(九州人のみに判る表現
で、未来にたまにぶつかっちゃう人が居たけど、必ず悪態や注意して行くんだよな。一応絡んで行く。無言で立ち去った人は居ない。本当にイベント感覚。
後ろから押されて将棋倒しが始まっちゃうような階段とかだったのに、真理が未来と悠貴の手を引いて普通に走れちゃったのもどう言う結界なんでしょうか?都合によってイベントが起こったり起こらなかったりする印象が…。
真理達が連絡船に乗ってとりあえずお台場脱出した途端にレインボーブリッジ倒壊、引き波に巻き込まれて前の船が転覆、でもこっちはどうにか助かったよ!…ってのは、悪く言えばアニメ的御都合主義ですが、災害に巻き込まれた人の生死の分水嶺には確実に「運」も含まれますので、そう言うもんだと思えば理解出来ます。
真理達の船、駆け込み乗船しようとした奴がダイブに失敗して売れない芸人宜しくそのまま落ちて「落水者救助中」になって足止め喰らったから、結果的に助かったんだよな。本当に何がどう転ぶか判らないのが災害時です。助かったからと言ってあいつに感謝するってのも何かが違いますし。
満席と思われた船にかろうじて未来達が乗れたのは「避難は女子供優先」の原則からでしょうね。でも女性とかは他にも居ただろうに…真理達が最前列に居たのが効を奏したか。この辺も運だよな。
「お母さんも早く!」と言われて頷いちゃったのはおやくそく。まあ普通はそう判断するよな…。子供だけ放り出してもどうにもならんし、保護者同伴と思えばいいんだろう。真理は実際にここまで世話してあげてたんだから、責められる謂れはないわな。
耐震構造が物凄かったフジ社屋の避難民の間では「お台場沈むんじゃね?」と言う噂が飛び交いそうでしたが、デマとして成長するまで未来達は居残りませんでした。3日も余震が続くとの専門家の解説があるんだから、あり得そうだけどな。
しかし、折角TV局が避難所と化してるんだから、災害情報の垂れ流し位してやっててもバチは当たらんのではないでしょうかフジさんよぅ…。災害時に怖いのは「間違った情報」「憶測」が出回る事なんだから、それを阻止するためにも、せめていま自分達が報道している「正しい(かもしれない)情報」を与えておくのも手段でしょうに。
TV画面を投影するのは電気の浪費になるだろうけど、だったらせめて音声だけでもラジオに乗せるとか。TV局のお膝元に居るのに携帯の電池を浪費してまでワンセグで見なきゃならんとは、何だかなあ。
その避難所状態の社屋にはペットボトルとかが散乱してたので「食い物出たのかやっぱり」と思ってたら、家族の避難民の方々が「食べ物もないし」とぼやいていた。あれ?
そして真理がコンビニで食料を入手し、お茶は地震直前に悠貴が買ってきたものを飲む。
って事はあのゴミは、各自で事前入手してたりしたものなのか。よく奪い合いにならんかったもんだ。
そこまで殺伐とはしてないのかまだ。時間は掛かってもどうにか本土に帰れるとか、生命の危機まで感じてる人はあんまり居ない?…ちょっとそこら辺が捉えきれないんだよなーだからリアリティを感じないと言うか。
真理は「非常時にはコンビニが食べ物を配るって話を思い出して」と言ってたので、自力で到達出来た人にはコンビニが配給してくれてるんでしょうか?流石にフジまで配達に来る状況ではないとして。災害時は平時に増して情報弱者には厳しい世の中になるのう…。
…まさかパチって来たとは思いたくない。道義的にもどうかと思うし、実利的にもそもそも真夏で一晩明かしてるんだから、冷房なしコンビニで放置された食材を食ったら(賞味期限云々置いといても)腹がどうにかなりそうですし…。配給ならそう言う食い物は出さないだろうしさー。
しかし…何気にメモっておきましたが、真理さんが梅じそ、悠貴がシャケ、未来がツナマヨ…わざとか偶然か判らんが、真理さんこそが一番の安全牌ゲットしてるしー!梅なら腐り辛いしさ!ここら辺も強運の元に生まれてる人なのか!?何て恐ろしい死別シングルマザー…!マジ逞しいな!
もし真夏の常温放置だったなら…一番やばいの、未来だよな…。こんな所でロシアンルーレットかまさないで下さい。
つーか真夏の移動となると、熱中症にも注意だよな。水分補給しないとまずいな。小型紙パック飲料は貰えたようだけど。
そんな風に突っ込みつつ見ています。おお、結構楽しんで突っ込めたぞ!
首都圏在住の人達ならもっと実感をもって視聴出来るんでしょうかね。「お台場から世田谷まで歩く」行程とかを。
そういや最後のクリステルレポートですけど、今回が「東京タワーが倒壊、懸命の救出作業が続いています」でしたね。で、前回が「連絡橋が崩壊しました。死傷者多数です」だったかと。「連絡橋」って今回崩壊したレインボーブリッジの事ですよね?
となると、このレポってもしかして、次回予告に相当するんでしょうか?
うちのblogだから必然的にこの表現になりますが、RDにおけるCパートみたいな感じで。…アレも4話ラスト位で「…これ、ひょっとして次回予告?」と気付くまでどう解釈していいのか迷ったもんなあ…。
東京マグニチュード8.0 第2話「壊れる、世界」 地上波フジ
2009.09.05 Saturday | category:東京マグニチュード8.0
本当に「絶体絶命都市」みたいだなあ。
と言うのも、周囲の人々がパニックを起こさず、呆然と従順に避難誘導に従っているから。そうやって他者が風景の一部となり、主人公達に関わらないから、こっちは冷静に悠貴探索に向かえる訳だ。ゲームのクエスト感覚。
もうちょっと人の波に流されるとか、ダッシュで逃げる奴とか居るもんなんじゃないですかねえ?特に未来は避難誘導と逆ルート歩いてたんだし。…まあショッピングモールなんだから出入り口は他にもたくさんあっただろうし、そこからも続々と逃げてて各々の場所での人口密度はそうは高くなかったんだろうと理由付けておくか。
でもなあ…治安良過ぎるよなあ。真理がバイクに戻って荷物取りに行った時に、誰かに後ろから襲われて物取られるんじゃないかと冷や冷やしながら見てましたよ。地震直後だから、火事場泥棒やる余裕は誰にもないのか?
でもその後、ケーキも普通に持って帰って来て、避難民の中で普通に3人で食ってますし。「おなか空いてない?」って訊いた辺りからして、フジ社屋内で炊き出しとかの供給があったようでもないよな。つまり、周辺の連中も腹空かせてるはずで、そんな状況で普通にケーキ食って大丈夫か?反感買ったり、最悪取り合いで暴動ものにならんか?
…社屋が無事なら中の各種売店とかも相当無事だろうから、もしかしたら1人におにぎりかパンの1個、悪くても土産物のクッキー1枚程度は配れてるのかもしれんけどさー。
その辺、マジでどうなんだろう。お台場避難民の民度に期待するだけか。放送局だけあって自家発電設備はあるようだけど、燃料が切れたら終わりだから今晩一杯かなあ。
と言う訳で、1話で通りすがったおねいさんは日下部真理と言う人で、三軒茶屋にお住まいで母と娘の3人暮らし。娘さんはヒナちゃんで、今日が誕生日でした。
とても度胸が据わってらっしゃる方で、悠貴を探す未来を手伝ってくれる。中1らしく焦って泣いて突っ走る未来を諭す姿には、これまでどれだけの修羅場をくぐってきたのかと。
「今年」が2012年で、阪神淡路大震災が1995年でしたんで、17年前になるのか。だったら真理さんはあの頃を報道とかでも充分知ってる事になるよな年齢的に(設定見てないから年齢知りませんが、4歳の娘居るんなら常識的に)。それでも、幼い頃に神戸に居て修羅場くぐった可能性は流石にはないと思うけどさー。
逆に未来達は年代的に全然知らないと。でもあの大震災を経て東京でも色々対策されてきてるんだろうから、その恩恵には預かってるんだろうかね。
「こんな世界壊れちゃえばいいのに」と携帯で書いた途端に地震が起こり、その邪気眼能力に責任を感じたのか、未来は弟を探しにショッピングモールに入りました。その中はどれだけ阿鼻叫喚な事になっているのかと思いましたが、ぶっちゃけ死体転がってませんでしたね。
怪我してる人は居たけど、もっと壮絶にやられてる人も居ると思ってました。手足が全然違う方に曲がってるとか、いっそ千切れてるとか。いや頭から血を流してるだけでも相当にヤバイんですが…脳やってる可能性もある訳だし。
子供を救出していた玩具屋で、何気に瓦礫の下に潰されてる子が居た程度ですか。それも血や他のものが飛び散ったりしてませんので、何処か空虚だ。
あまり詳細に震災現場での人間の被害描写やると、グロ描写に命賭けたアニメと紙一重になるから、地上波だと深夜でも仕方ないのかなあ。キャラデザが世界名作劇場系なのも、その辺のリアルさを緩和する意味合いがあると思うし。
でも事件事故系ドキュメンタリーの再現映像だと、結構気合入れてるんだよなあ特殊メイクとかで…ディスカバもナショジオも。その辺は放送コードや専門チャンネルと一般チャンネルの違いですかね。
未来は自分の事で一杯一杯なので、家族の事には気持ちが回ってこないようです。まだ母親に対して愚痴言ってるし「あの人達」呼ばわりだし。
それでも真理が「耳が痛いなあ」と「働くお母さん」としての呟きを訊いたら、未来の方が耳が痛そうになってましたね。これからも大人であり母の意見を真理から訊く事で、母親達の気持ちも理解出来るようになるんでしょうか。
今回だって、1話時点では初対面の人とは誰とも会話出来ないような人見知りな子だったけど、悠貴を探すに当たって先に真理が通りすがる人々に色々尋ねてたら自分からも話し掛けられるようになってたし。人間死ぬ気になれば何でも出来るし、出来なきゃ生き残れないし不利な状況に陥るって事を本能的に理解してるんだろうな。
そう言う意味では今回タイトルの「壊れる、世界」ってのは単に地震の被害状況だけじゃなくて、未来の狭い視野の世界が壊れるって事でもあるんかな。良い表現を選ぶなら「殻を破る」。
姉と比較すると、逆に悠貴が大人過ぎる。周囲の状況が読め過ぎる。何だこの小3。
「飲物買ってきて」との姉のリクエストの答えて訪れたであろうあのコンビニにて、店員お姉さんと一緒に棚に埋もれてみましたが、あの棚が逆に周辺から守ってくれたとも言えるのか。店員さんはあの後同僚さんか誰かと一緒に行っちゃいました。これっきりか。
しかし、同じお台場にあるのにフジテレビ社屋は頑丈だなあ!流石新宿都庁と共に、有事の際には変形するとかしないとか言われてるだけの事はあるな!今年だったら隣にガンダム立ってたはずなんだけどな!
クリステルがスタジオから放送出来るだけの施設は、少なくとも無事ですし。避難民が落ち着くだけの頑丈さも確保されているようだし。
対岸の東京本土は結構炎上してるように見えますが、赤坂や汐留や六本木はどうなんでしょうねえ…そう考えると、フジって一社だけぽつんと外れてるんだな。
ラストのクリステルリポートでは「連絡橋が崩壊しました。犠牲者多数の模様です」との事ですので、未来達は比較的被害が少ない場所に居たって事になるのかなあ?都合いいけど。
ともかく、最初の地震については、未来も悠貴も真理も大した怪我をせずに乗り切りましたね。「明日もきっと忙しくなるわ」と真理さんが言い残し、フジ社屋内で7月21日は終わります。
これからも余震は続くようだし、お台場から脱出しない事には怖くて仕方ありませんし(人工島だから、地震続けば沈んでしまう可能性だってあるよな。実際に液状化現象進んでたし)…でも脱出のためには海路か、それともレインボーブリッジ渡るって事に?
あんなに揺れてた橋は、閉鎖しないとやばいよな。となるとあちこちの桟橋に船着けて海路か。
ヘリとかでの空路は…地面滅茶苦茶になってたらしんどい?レスキューの腕の見せ所?
そういやどうしてフジ社屋の近辺とかにヘリの1機も飛んでないんだ。報道管制敷かれて空路制限されたにせよ、その制限してまで飛ばすべきの肝心の救助ヘリや被害状況確認のための偵察ヘリとかさー。
そんな感じの2話感想。先週は世界柔道で休みだったため、1話見た後に1週間空けられてしまって出鼻を挫かれた。
また冒頭に出てきたように「綿密なシミュレーションの元に構成されたアニメ」らしいですが、それはあくまでも建造物倒壊などのハードウェア面であり、地震に遭遇した人間の心理などのソフトウェア面については敢えてオミットしてるような気がしますよ。
唐突にこんな修羅場に叩き込まれて誰もが感覚や感情麻痺して諦観に溢れているにせよ、一部の人間だけでもおたつかないのには違和感溢れる。「被災した際にはこんな風に冷静に対処しましょうね」てな啓蒙防災アニメとして解釈すりゃいいのか?
と言うのも、周囲の人々がパニックを起こさず、呆然と従順に避難誘導に従っているから。そうやって他者が風景の一部となり、主人公達に関わらないから、こっちは冷静に悠貴探索に向かえる訳だ。ゲームのクエスト感覚。
もうちょっと人の波に流されるとか、ダッシュで逃げる奴とか居るもんなんじゃないですかねえ?特に未来は避難誘導と逆ルート歩いてたんだし。…まあショッピングモールなんだから出入り口は他にもたくさんあっただろうし、そこからも続々と逃げてて各々の場所での人口密度はそうは高くなかったんだろうと理由付けておくか。
でもなあ…治安良過ぎるよなあ。真理がバイクに戻って荷物取りに行った時に、誰かに後ろから襲われて物取られるんじゃないかと冷や冷やしながら見てましたよ。地震直後だから、火事場泥棒やる余裕は誰にもないのか?
でもその後、ケーキも普通に持って帰って来て、避難民の中で普通に3人で食ってますし。「おなか空いてない?」って訊いた辺りからして、フジ社屋内で炊き出しとかの供給があったようでもないよな。つまり、周辺の連中も腹空かせてるはずで、そんな状況で普通にケーキ食って大丈夫か?反感買ったり、最悪取り合いで暴動ものにならんか?
…社屋が無事なら中の各種売店とかも相当無事だろうから、もしかしたら1人におにぎりかパンの1個、悪くても土産物のクッキー1枚程度は配れてるのかもしれんけどさー。
その辺、マジでどうなんだろう。お台場避難民の民度に期待するだけか。放送局だけあって自家発電設備はあるようだけど、燃料が切れたら終わりだから今晩一杯かなあ。
と言う訳で、1話で通りすがったおねいさんは日下部真理と言う人で、三軒茶屋にお住まいで母と娘の3人暮らし。娘さんはヒナちゃんで、今日が誕生日でした。
とても度胸が据わってらっしゃる方で、悠貴を探す未来を手伝ってくれる。中1らしく焦って泣いて突っ走る未来を諭す姿には、これまでどれだけの修羅場をくぐってきたのかと。
「今年」が2012年で、阪神淡路大震災が1995年でしたんで、17年前になるのか。だったら真理さんはあの頃を報道とかでも充分知ってる事になるよな年齢的に(設定見てないから年齢知りませんが、4歳の娘居るんなら常識的に)。それでも、幼い頃に神戸に居て修羅場くぐった可能性は流石にはないと思うけどさー。
逆に未来達は年代的に全然知らないと。でもあの大震災を経て東京でも色々対策されてきてるんだろうから、その恩恵には預かってるんだろうかね。
「こんな世界壊れちゃえばいいのに」と携帯で書いた途端に地震が起こり、その邪気眼能力に責任を感じたのか、未来は弟を探しにショッピングモールに入りました。その中はどれだけ阿鼻叫喚な事になっているのかと思いましたが、ぶっちゃけ死体転がってませんでしたね。
怪我してる人は居たけど、もっと壮絶にやられてる人も居ると思ってました。手足が全然違う方に曲がってるとか、いっそ千切れてるとか。いや頭から血を流してるだけでも相当にヤバイんですが…脳やってる可能性もある訳だし。
子供を救出していた玩具屋で、何気に瓦礫の下に潰されてる子が居た程度ですか。それも血や他のものが飛び散ったりしてませんので、何処か空虚だ。
あまり詳細に震災現場での人間の被害描写やると、グロ描写に命賭けたアニメと紙一重になるから、地上波だと深夜でも仕方ないのかなあ。キャラデザが世界名作劇場系なのも、その辺のリアルさを緩和する意味合いがあると思うし。
でも事件事故系ドキュメンタリーの再現映像だと、結構気合入れてるんだよなあ特殊メイクとかで…ディスカバもナショジオも。その辺は放送コードや専門チャンネルと一般チャンネルの違いですかね。
未来は自分の事で一杯一杯なので、家族の事には気持ちが回ってこないようです。まだ母親に対して愚痴言ってるし「あの人達」呼ばわりだし。
それでも真理が「耳が痛いなあ」と「働くお母さん」としての呟きを訊いたら、未来の方が耳が痛そうになってましたね。これからも大人であり母の意見を真理から訊く事で、母親達の気持ちも理解出来るようになるんでしょうか。
今回だって、1話時点では初対面の人とは誰とも会話出来ないような人見知りな子だったけど、悠貴を探すに当たって先に真理が通りすがる人々に色々尋ねてたら自分からも話し掛けられるようになってたし。人間死ぬ気になれば何でも出来るし、出来なきゃ生き残れないし不利な状況に陥るって事を本能的に理解してるんだろうな。
そう言う意味では今回タイトルの「壊れる、世界」ってのは単に地震の被害状況だけじゃなくて、未来の狭い視野の世界が壊れるって事でもあるんかな。良い表現を選ぶなら「殻を破る」。
姉と比較すると、逆に悠貴が大人過ぎる。周囲の状況が読め過ぎる。何だこの小3。
「飲物買ってきて」との姉のリクエストの答えて訪れたであろうあのコンビニにて、店員お姉さんと一緒に棚に埋もれてみましたが、あの棚が逆に周辺から守ってくれたとも言えるのか。店員さんはあの後同僚さんか誰かと一緒に行っちゃいました。これっきりか。
しかし、同じお台場にあるのにフジテレビ社屋は頑丈だなあ!流石新宿都庁と共に、有事の際には変形するとかしないとか言われてるだけの事はあるな!今年だったら隣にガンダム立ってたはずなんだけどな!
クリステルがスタジオから放送出来るだけの施設は、少なくとも無事ですし。避難民が落ち着くだけの頑丈さも確保されているようだし。
対岸の東京本土は結構炎上してるように見えますが、赤坂や汐留や六本木はどうなんでしょうねえ…そう考えると、フジって一社だけぽつんと外れてるんだな。
ラストのクリステルリポートでは「連絡橋が崩壊しました。犠牲者多数の模様です」との事ですので、未来達は比較的被害が少ない場所に居たって事になるのかなあ?都合いいけど。
ともかく、最初の地震については、未来も悠貴も真理も大した怪我をせずに乗り切りましたね。「明日もきっと忙しくなるわ」と真理さんが言い残し、フジ社屋内で7月21日は終わります。
これからも余震は続くようだし、お台場から脱出しない事には怖くて仕方ありませんし(人工島だから、地震続けば沈んでしまう可能性だってあるよな。実際に液状化現象進んでたし)…でも脱出のためには海路か、それともレインボーブリッジ渡るって事に?
あんなに揺れてた橋は、閉鎖しないとやばいよな。となるとあちこちの桟橋に船着けて海路か。
ヘリとかでの空路は…地面滅茶苦茶になってたらしんどい?レスキューの腕の見せ所?
そういやどうしてフジ社屋の近辺とかにヘリの1機も飛んでないんだ。報道管制敷かれて空路制限されたにせよ、その制限してまで飛ばすべきの肝心の救助ヘリや被害状況確認のための偵察ヘリとかさー。
そんな感じの2話感想。先週は世界柔道で休みだったため、1話見た後に1週間空けられてしまって出鼻を挫かれた。
また冒頭に出てきたように「綿密なシミュレーションの元に構成されたアニメ」らしいですが、それはあくまでも建造物倒壊などのハードウェア面であり、地震に遭遇した人間の心理などのソフトウェア面については敢えてオミットしてるような気がしますよ。
唐突にこんな修羅場に叩き込まれて誰もが感覚や感情麻痺して諦観に溢れているにせよ、一部の人間だけでもおたつかないのには違和感溢れる。「被災した際にはこんな風に冷静に対処しましょうね」てな啓蒙防災アニメとして解釈すりゃいいのか?
東京マグニチュード8.0 第1話「お台場、沈む」 地上波フジ
2009.08.22 Saturday | category:東京マグニチュード8.0
2012年7月21日、15:46。
東京湾北部を震源地としてマグニチュード8.0の地震が発生。東京は崩壊した。
――と、滝川クリステル(本人)が報道してくる冒頭とラスト。東京崩壊してお台場沈んでも(今回のタイトルより)、何故かお台場のフジテレビ社屋は無事らしい。少なくともニュース番組続けられるだけの設備は生きてるらしい。凄い耐震構造だったんだね!
長崎金曜ノイタミナ枠(と言っても例のジングル出ないんですけどね。長崎放映枠でも少し見てたGenjiをフジTWO見始めたんだが、冒頭に入るノイタミナジングルが新鮮に見えた)、暫く録画寝かせてたら我が長崎でも「東のエデン」が終わってて、次の東京M8.0に差し変わってました。
貴重なオリジナルアニメですが地震が題材だもんなー、敵は余震のみだろうから長々と考察感想書くものでもなさそうだよなー…と、視聴はするけど感想エントリまではどうするか考えてました。
そして昨晩録画した1話を見たら、予想以上に面白かったのでとりあえずカテゴリ作ってエントリ立ててみました。今後も続けるかは判りませんが…。
それにしてもエデン放映直後には本当にミサイル飛んでくるわ、このM8.0始まった途端には静岡に地震来るわ…凄え枠だな全く。それだけ「現実にあり得るかもしれない件をネタにアニメを作る枠」って事か。アニヲタ以外にもとっつき易く。
何が面白かったと言うと、冒頭で「綿密に取材して大地震をシミュレーションした結果です」と言い切った辺りです。そしてOPの廃墟っぷりと、EDの健在っぷりの対比。
個人的な話をすると、CSではディスカバリーチャンネルやナショナルジオグラフィックチャンネルとかとも契約してる訳ですが、興味があるのが事件事故の検証番組だったりします。
そしてこのOPには、以前ヒストリーチャンネルで見た「地球から人間が居なくなったら都市の風景はどう変化するのか」みたいな特番を思い出しましたし、地震に被災した人間がどう振る舞うかと言う視点はナショジオの「衝撃の瞬間」の導入を思わせる。以前フジ721とかで回転寿司ってた「シミュレーションズ」でもあるかもしれない。
そう言う、ドキュメンタリー好きの血が騒いだ。
視点となる未来と悠貴もやたらリアルだ。ああこう言う子居るよねーと、苛々しつつも納得してしまう。
特に未来。良くあるアニメっつーかフィクションドラマだと大人に反抗期してても、きちんと突っかかって文句たれたりする子ばかりじゃないですか。だから大人の視聴者にむかつかれる。
でもこの子、中に溜め込むタイプだね。それも、瞬時に対応出来ず、後になってぶつくさ言うタイプ。「10年後の自分を想像しろ」と言われても漠然とした不安しか持てず、かと言って子供扱いされるのは厭。でも13歳なんだから、絶対に「子供」としてカテゴライズされるしかない。
親切に話し掛けてくれる大人にも上手く対応出来ない。素で如才ない悠貴が傍に居るから、彼女の対人スキルの無さが対比される。でも同じクラスには仲の良い友達が居るし、席が近い子は普通に話し掛けてくるので、全然駄目って訳でもない。大人に苦手意識持ってるって事か?
彼女が不平不満を持っている両親(彼女が言う「あの人たち」って表現も、酷くリアルだ。そう言う風に親を突き放して考えたくなる時期ってあるよね)だって、別に酷く不和って訳じゃない。共働きで忙しいんだよ!お前ら食わせるためだよ!…と、本来のこの枠の視聴者は社会人だと思うので、どっちかと言うと大人側に感情移入してしまう。
でも、未来の気持ちも理解は出来る…と、思いっ切りあるあるあるある(ryと頷いてしまう訳です。上手いなあ全く。
人物描写も物凄く納得行く代物なので…これどうして敢えて実写でやらなかったのかと言うと、ひとえに実写だと地震で崩壊した東京の描写に限界があるからだろうな。CG使うにしろ全編ブルーバック撮影で後から合成かよ、そりゃ無茶だろ日本のドラマの予算じゃ。
わたしゃ地方者なので実感は湧かないですが(でもお台場とかは行った事あるので、ゆりかもめがレインボーブリッジの下通ったりするシーンは懐かしく思ってしまった)、東京在住の人達は見知った風景が崩壊していて痛々しく思うんでしょうか?それも狙いなのかな。
東京を襲った地震ですから、きっとその他の地方ではあのクリステル報道見てはネットでnrnrしてるんだろーなー…と思ってしまうよ。サーバが生きてりゃあちこちのサイトやブログは消えないんだから。阪神大震災の頃にネットが発達してたらどうなった事やらな。ある意味9.11を日本で眺めてたようなものかもしれない。
未来は携帯魔人だそうですが、被災後もあのメモを書き綴るんでしょうか。充電さえ切れなきゃ大丈夫だろうし、電話を掛けずネットに繋がずでローカルな機能のみを使用し続けるなら、電池は意外に持つもんですし。
今回地震が起こってさあ大変って所で終わってしまいましたが、OPやEDで悠貴がきちんと居るので、あの瓦礫と化したショッピングモールから救出出来てるんでしょうね。そしてあの通りすがりのお姉さん(子持ち)と一緒に避難すると、そう言う線か。
しかし「こんな世界、終わってしまえばいいのに」と書き綴った瞬間に地震が来るって…何この邪気眼少女。フィクションとしての偶然でしょうけど。
この枠の御多聞に漏れず全11話って事ですから、復興云々じゃなくて未来と悠貴が自分の家に帰り着くまでで終了ですかね。
彼らのミクロな視点で物語は進み、東京が崩壊した事に拠る影響などのマクロな視点はクリステルニュース(命名)などから垣間見る事が出来る程度って感じで。マクロな視点は、彼らの物語がひとまず終了してから、エピローグとしてクリステルが語ればいいだろう。
大地震を描こうとしておいて結局家族の再生の話になるとすれば、リメイク版「宇宙戦争」かな。まああれはあれで面白かったんでいいんですが…こっちはきちんとミクロ視点で被災振りを描写してくれそうだから、あれとは若干違うか。
以上、そんな感じ。
あ、エデンの感想もいずれやりますよ。多分。
東京湾北部を震源地としてマグニチュード8.0の地震が発生。東京は崩壊した。
――と、滝川クリステル(本人)が報道してくる冒頭とラスト。東京崩壊してお台場沈んでも(今回のタイトルより)、何故かお台場のフジテレビ社屋は無事らしい。少なくともニュース番組続けられるだけの設備は生きてるらしい。凄い耐震構造だったんだね!
長崎金曜ノイタミナ枠(と言っても例のジングル出ないんですけどね。長崎放映枠でも少し見てたGenjiをフジTWO見始めたんだが、冒頭に入るノイタミナジングルが新鮮に見えた)、暫く録画寝かせてたら我が長崎でも「東のエデン」が終わってて、次の東京M8.0に差し変わってました。
貴重なオリジナルアニメですが地震が題材だもんなー、敵は余震のみだろうから長々と考察感想書くものでもなさそうだよなー…と、視聴はするけど感想エントリまではどうするか考えてました。
そして昨晩録画した1話を見たら、予想以上に面白かったのでとりあえずカテゴリ作ってエントリ立ててみました。今後も続けるかは判りませんが…。
それにしてもエデン放映直後には本当にミサイル飛んでくるわ、このM8.0始まった途端には静岡に地震来るわ…凄え枠だな全く。それだけ「現実にあり得るかもしれない件をネタにアニメを作る枠」って事か。アニヲタ以外にもとっつき易く。
何が面白かったと言うと、冒頭で「綿密に取材して大地震をシミュレーションした結果です」と言い切った辺りです。そしてOPの廃墟っぷりと、EDの健在っぷりの対比。
個人的な話をすると、CSではディスカバリーチャンネルやナショナルジオグラフィックチャンネルとかとも契約してる訳ですが、興味があるのが事件事故の検証番組だったりします。
そしてこのOPには、以前ヒストリーチャンネルで見た「地球から人間が居なくなったら都市の風景はどう変化するのか」みたいな特番を思い出しましたし、地震に被災した人間がどう振る舞うかと言う視点はナショジオの「衝撃の瞬間」の導入を思わせる。以前フジ721とかで回転寿司ってた「シミュレーションズ」でもあるかもしれない。
そう言う、ドキュメンタリー好きの血が騒いだ。
視点となる未来と悠貴もやたらリアルだ。ああこう言う子居るよねーと、苛々しつつも納得してしまう。
特に未来。良くあるアニメっつーかフィクションドラマだと大人に反抗期してても、きちんと突っかかって文句たれたりする子ばかりじゃないですか。だから大人の視聴者にむかつかれる。
でもこの子、中に溜め込むタイプだね。それも、瞬時に対応出来ず、後になってぶつくさ言うタイプ。「10年後の自分を想像しろ」と言われても漠然とした不安しか持てず、かと言って子供扱いされるのは厭。でも13歳なんだから、絶対に「子供」としてカテゴライズされるしかない。
親切に話し掛けてくれる大人にも上手く対応出来ない。素で如才ない悠貴が傍に居るから、彼女の対人スキルの無さが対比される。でも同じクラスには仲の良い友達が居るし、席が近い子は普通に話し掛けてくるので、全然駄目って訳でもない。大人に苦手意識持ってるって事か?
彼女が不平不満を持っている両親(彼女が言う「あの人たち」って表現も、酷くリアルだ。そう言う風に親を突き放して考えたくなる時期ってあるよね)だって、別に酷く不和って訳じゃない。共働きで忙しいんだよ!お前ら食わせるためだよ!…と、本来のこの枠の視聴者は社会人だと思うので、どっちかと言うと大人側に感情移入してしまう。
でも、未来の気持ちも理解は出来る…と、思いっ切りあるあるあるある(ryと頷いてしまう訳です。上手いなあ全く。
人物描写も物凄く納得行く代物なので…これどうして敢えて実写でやらなかったのかと言うと、ひとえに実写だと地震で崩壊した東京の描写に限界があるからだろうな。CG使うにしろ全編ブルーバック撮影で後から合成かよ、そりゃ無茶だろ日本のドラマの予算じゃ。
わたしゃ地方者なので実感は湧かないですが(でもお台場とかは行った事あるので、ゆりかもめがレインボーブリッジの下通ったりするシーンは懐かしく思ってしまった)、東京在住の人達は見知った風景が崩壊していて痛々しく思うんでしょうか?それも狙いなのかな。
東京を襲った地震ですから、きっとその他の地方ではあのクリステル報道見てはネットでnrnrしてるんだろーなー…と思ってしまうよ。サーバが生きてりゃあちこちのサイトやブログは消えないんだから。阪神大震災の頃にネットが発達してたらどうなった事やらな。ある意味9.11を日本で眺めてたようなものかもしれない。
未来は携帯魔人だそうですが、被災後もあのメモを書き綴るんでしょうか。充電さえ切れなきゃ大丈夫だろうし、電話を掛けずネットに繋がずでローカルな機能のみを使用し続けるなら、電池は意外に持つもんですし。
今回地震が起こってさあ大変って所で終わってしまいましたが、OPやEDで悠貴がきちんと居るので、あの瓦礫と化したショッピングモールから救出出来てるんでしょうね。そしてあの通りすがりのお姉さん(子持ち)と一緒に避難すると、そう言う線か。
しかし「こんな世界、終わってしまえばいいのに」と書き綴った瞬間に地震が来るって…何この邪気眼少女。フィクションとしての偶然でしょうけど。
この枠の御多聞に漏れず全11話って事ですから、復興云々じゃなくて未来と悠貴が自分の家に帰り着くまでで終了ですかね。
彼らのミクロな視点で物語は進み、東京が崩壊した事に拠る影響などのマクロな視点はクリステルニュース(命名)などから垣間見る事が出来る程度って感じで。マクロな視点は、彼らの物語がひとまず終了してから、エピローグとしてクリステルが語ればいいだろう。
大地震を描こうとしておいて結局家族の再生の話になるとすれば、リメイク版「宇宙戦争」かな。まああれはあれで面白かったんでいいんですが…こっちはきちんとミクロ視点で被災振りを描写してくれそうだから、あれとは若干違うか。
以上、そんな感じ。
あ、エデンの感想もいずれやりますよ。多分。
⇒ ほなみ (12/04)
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