「マラソン」
2005.07.14 Thursday | category:書評
韓国映画。
自閉症の少年がマラソンを始め、完走する実話を映画化した代物。日本的に有名な人間は一切携わっていない。
EP3が個人的にはアレだったために(下記エントリ参照)、これで心を癒してもらった印象。いや、自閉症の少年がどうにも「聖なる愚者」っぽい印象からは離れられていないので、それはそれでちょっと嫌なんだけど。
やっぱり自閉症の定義の曖昧さが、「聖なる愚者」化を呼び起こすのかなあと考えたりもする。精神病とも障害とも区別がつき難い、傍で見てても我儘で暴れてるだけのようにも見えてしまう、そういう曖昧さ。
2時間映画なんですが、正直短いなと思った。要素を詰め込み過ぎで、台詞で物事を表現しようとしていた箇所が多いように見受けられた。特に、母親の心境の移り変わりがちょっと判り辛かった。
…彼女は結局息子の事をどう思っているのだ?特別な子か、それとも皆と同じ子なのか?途中、自信を喪失するのと相まって、その辺が判らなくなった。
詰め込み過ぎだし無駄にした描写が殆ど無いので、1クール13話程度のTVドラマ化(韓国だと16話程度になっちまうか)が、一番しっくり来る媒体だったかもしれないなと個人的には思う。
とは言えいい映画だとは思う。韓国における障害者の実情を考えると、これもまたファンタジーなのかなとは思ってしまうけど。酒びたりのコーチには北野映画を思い起こされた。
今週は映画を2本見た計算になるが、見事に客層が違っていたのも印象的。「マラソン」見にきたら、EP3から年齢層が20歳程度上がったような気がした…何故かおばはんばかり。
そして2本映画を見たにも関わらず、遂に「鋼の錬金術師」映画版の予告編を見られずじまいだった。「公開が近いから今更予告編なんか流さない」と言う訳ではないはずだが…鋼と同時期に公開されるはずの「姑獲鳥の夏」予告編は見れたんだから。鋼って、「マラソン」はともかくとして、EP3とは客層被らんかね?
ああそうそう、秋頃公開の「四月の雨」予告編を見れたのです。
ヨン様興味ないからスルー対象だったのですが、個人的に滅茶苦茶好きな「八月のクリスマス」撮ったホ・ジノ監督作品らしいので見ようと思います。…暇があればね。
自閉症の少年がマラソンを始め、完走する実話を映画化した代物。日本的に有名な人間は一切携わっていない。
EP3が個人的にはアレだったために(下記エントリ参照)、これで心を癒してもらった印象。いや、自閉症の少年がどうにも「聖なる愚者」っぽい印象からは離れられていないので、それはそれでちょっと嫌なんだけど。
やっぱり自閉症の定義の曖昧さが、「聖なる愚者」化を呼び起こすのかなあと考えたりもする。精神病とも障害とも区別がつき難い、傍で見てても我儘で暴れてるだけのようにも見えてしまう、そういう曖昧さ。
2時間映画なんですが、正直短いなと思った。要素を詰め込み過ぎで、台詞で物事を表現しようとしていた箇所が多いように見受けられた。特に、母親の心境の移り変わりがちょっと判り辛かった。
…彼女は結局息子の事をどう思っているのだ?特別な子か、それとも皆と同じ子なのか?途中、自信を喪失するのと相まって、その辺が判らなくなった。
詰め込み過ぎだし無駄にした描写が殆ど無いので、1クール13話程度のTVドラマ化(韓国だと16話程度になっちまうか)が、一番しっくり来る媒体だったかもしれないなと個人的には思う。
とは言えいい映画だとは思う。韓国における障害者の実情を考えると、これもまたファンタジーなのかなとは思ってしまうけど。酒びたりのコーチには北野映画を思い起こされた。
今週は映画を2本見た計算になるが、見事に客層が違っていたのも印象的。「マラソン」見にきたら、EP3から年齢層が20歳程度上がったような気がした…何故かおばはんばかり。
そして2本映画を見たにも関わらず、遂に「鋼の錬金術師」映画版の予告編を見られずじまいだった。「公開が近いから今更予告編なんか流さない」と言う訳ではないはずだが…鋼と同時期に公開されるはずの「姑獲鳥の夏」予告編は見れたんだから。鋼って、「マラソン」はともかくとして、EP3とは客層被らんかね?
ああそうそう、秋頃公開の「四月の雨」予告編を見れたのです。
ヨン様興味ないからスルー対象だったのですが、個人的に滅茶苦茶好きな「八月のクリスマス」撮ったホ・ジノ監督作品らしいので見ようと思います。…暇があればね。
Trackback
7/8にソウルで開催された
韓国大鐘賞映画祭で
チョ・スンウ主演の「マラソン」が
圧倒的強さで7部門受賞。
最優秀作品賞、脚本賞、音楽賞、
新人監督賞、男子人気賞
主演男優賞、企画賞の7部門。
候補には「甘い人生」「血の涙」「力道山」「拳が泣く」
ど
soramove | at: 2005/07/14 9:04 PM
スターウォーズや宇宙戦争のような派手な映画にまぎれて、こんな静かな感動を与えてくれる映画がありました。もちろん、宇宙船も飛んでこないし 見たこと無い生物も出てきません。自閉症を扱った実話モノです。実話モノって意外と感動しにくいんですよね。どうしても
私を月まで連れてって〜 | at: 2005/07/14 10:43 PM
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