「RD 潜脳調査室」擬似インタビュー その6
2008.11.02 Sunday | category:RD 潜脳調査室
シリーズエントリ:「RD 潜脳調査室」擬似インタビュー その1/その2/その3/その4/その5
このシリーズも、これで最終回です。ありがとうございます。ここまでお付き合い頂きました氏と、皆様には本当に感謝です。
期限までに頂いた質問は、きちんと処理させて頂いたつもりです。「俺の質問ねーじゃん」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、なされた質問がそのまま処理されたのではなく、同じような内容のものが色々と纏められた可能性があります。御了承下さい。
※注意※
・この件の全責任は、私「S.C.」にあります。
・私がやり取りしている方がどなたなのか、詮索されてもお答え出来ません。たとえ、どんな方からの問い合わせでも。
・これは「擬似インタビュー」であり、今までやり取りしたコメントやメール、その他を、読み易いようにインタビュー形式に再構成したものです。実際にこの流れで会話を行わせて頂いた訳ではありません。
・御意見御感想などありましたら、お気軽に以下のコメント欄へどうぞ。うちはコメントもTBも認証制ですので、私が認証許可しない限りは頂いたコメントは私にしか閲覧出来ません。
・頂いたコメントを公開するかどうかは私の気分に拠ります。基本的には認証すると思いますが。認証の可否に希望がおありの方は、コメントに併記しておいて下さると助かります。
・ちなみにこのjugemですと、管理者権限においてもコメントの編集は出来ません(削除のみです)。投稿される方はその旨御了承下さい。
このシリーズも、これで最終回です。ありがとうございます。ここまでお付き合い頂きました氏と、皆様には本当に感謝です。
期限までに頂いた質問は、きちんと処理させて頂いたつもりです。「俺の質問ねーじゃん」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、なされた質問がそのまま処理されたのではなく、同じような内容のものが色々と纏められた可能性があります。御了承下さい。
※注意※
・この件の全責任は、私「S.C.」にあります。
・私がやり取りしている方がどなたなのか、詮索されてもお答え出来ません。たとえ、どんな方からの問い合わせでも。
・これは「擬似インタビュー」であり、今までやり取りしたコメントやメール、その他を、読み易いようにインタビュー形式に再構成したものです。実際にこの流れで会話を行わせて頂いた訳ではありません。
・御意見御感想などありましたら、お気軽に以下のコメント欄へどうぞ。うちはコメントもTBも認証制ですので、私が認証許可しない限りは頂いたコメントは私にしか閲覧出来ません。
・頂いたコメントを公開するかどうかは私の気分に拠ります。基本的には認証すると思いますが。認証の可否に希望がおありの方は、コメントに併記しておいて下さると助かります。
・ちなみにこのjugemですと、管理者権限においてもコメントの編集は出来ません(削除のみです)。投稿される方はその旨御了承下さい。
――ミズホはタカナミ書記長より若く見えますが、何歳なのでしょうか?
シナリオには年齢設定無いですね。出番が遅くイメージ優先のデザインになった為かと推測されます。ソウタの年齢考えると、まぁ40才チョイ位でしょうか?ヤンママです。掃除選択料理全滅のようですし(笑)。
――久島は勿論、タカナミ書記長や円も、ガードもつけずに気楽に歩き回っていいんですか?3巨頭なのに。
この島、入植者が限定されてますから対人犯罪少ないんです。人口も5万位だし。
ポリスロボ見れば平和なのが判ると思います。オーダーはメカ沢(クロマティ高校)みたく、でした。監督が原作ファンでIG繋がりで是非と。OPに出す程気に入った様です。
――タカナミ書記長は初登場があんなエロスな感じだった訳ですが、中盤以降で物語に絡んでくるに従ってイメージが変わりました。
BOX買われた方は1話絵コンテを見て頂ければ判ると思いますが、あのシーン、普通に立ってるだけです。それが画面ではあんな悪女ポーズになってました。レイアウトまでは普通でした。何があったのでしょう(笑)。
――そうでした。あの絵コンテを見たかどうかで解釈変わりますね。
それと、9話は繋がりが不味かったかもしれません。会議の後の私室シーンはエリカがソウタに謝るのが主眼です。甘えた感じとロジカル両面作戦で。それだけソウタを認めているって事ですね。
――そのアバター会議中、リアルでは一戦交えてたのですよね?
会議の後でしょうね、いくら何でも不謹慎ですし。話の内容は会議を踏まえたものですから。
――…どうやら私は初期の彼女を誤解していたようです。
紛らわしくてすみません。想定外の印象が続いてしまったのですね。誤算です。
後半は全てのキャラの行動目的がこの島の為、に統一されています。円も、ソウタもエリカも。ミナモが知らず働きかけましたが最初から皆同じなんです、目的も動機も。久島を敬愛し彼が作ったこの島が好き。大人な円とエリカが世俗と視野狭窄でずれてきていただけで、バランスを取り直しただけ。本質は変わってないです。
悪役はいないんです。円も包括的観点が欠如して大事に至る所でしたが結果、未遂だし。科学者にはアリガチな姿勢です。経済的には凄まじい負債が出たでしょうから、これから大変でしょう。
――20話で久島が霞義体に入った事に、正直軽く引いたんですが…。
あの回は攻殻オマージュだとばかり思って、そう言われるまで意識しませんでした。ミナモいじりが主眼でしょ?オチャメな久島(笑)。
――親友の姿を模した義体に自分が入るってのが、ちょっと…。
一回だけの成り行きです、軽い気持ちで。何度も入ってたら確かにキモイですね。そういうキャラに見えますか?久島は。
――…どうやら私は久島の事も誤解していたようです。
そうか、見えるんですね。普段の行いが原因なんだ、誤解を受けるのは(笑)。言い訳が却って不味かったかな。メンテの換装云々が。
――波留のラストダイブにおいて、波留自身を含めた全ての人が、彼はもう戻ってこないと思っていたのでしょうか?
最終回の波留のメッセージを受けたソウタ以下の知人の諦めがいいのは必然です。総ての意識が確信伴った直観として伝わったから。帰らぬ覚悟について、波留と会った事がないミズホのみがやや理解が遅れました。ご都合的とは思いますが、この為に繋がりの話を延々やってきたのですから。
しかしその中で、ミナモは波留が死ぬとは欠片も思ってません。150まで生きる確信があったから。只、波留が自分を必要としないことを理性で受け取っただけ。帰っては来ないと。
――じゃあ「波留さんと久島さんは海の向こうへ行ってしまいました」ってのは、どう捉えるべきなんでしょう?
ミナモは海に死のイメージは持ってないです。2話では繋がりの象徴だと洋子に教えられて、ミズホが帰ってきたから。存在は感じるけど遠い、そんな認識でしょう。ハレーのせいで海は意識のスープ状態だから波留の意識も紛れてしまってます。
――26話Cパート最後でRDのロゴが表示され、流れ星みたいなものが流れるのはどういう意図なのでしょうか?「RD」だけで「潜脳調査室」が無いのも気になります。
タイトルデザインの意味を判り易くするためにシンプルにしました。球体は6角ピースの集まりです。人工島のシンボルであり亀で。更に地球。それを包むような腕フォルム。新たなネットワークの完成を暗示しています。光のキラキラは撮影効果なので見た目以上の意味は有りません。
――26話、メタル内の久島と波留が50年前の事故当時の姿より若い姿なのは何故でしょうか?波留の方はエライザとの会話シーンでは30代の姿だったのも意味ありげで気になります。
二人が出会った頃のイメージに加え、久島の精神が若さを取り戻した表現です。
波留が二段階で若くなったのは変化があることで久島に近付く感じが出ればと。
――キャラの誕生日設定には何か意味がこめられているのでしょうか?4/1の波留はマイヨールと合わせてる(1話の事故12/22は亡くなった日)のは判りますが、他のキャラはどうなんでしょう。
それは文芸担当なので判りません。
――携帯コミックの設定はどこまでアニメと同じなのでしょうか?例えば久島が京都出身というのはアニメでもそのまま通用すると思うのですが、久島の白雪姫、与作な衛、波留のイルカコレクションルームなどはギャグなのか公式設定なのか判断がつきません。
それは知りませんでした。確か初期設定でも久島は京都出身でしたので、それは生きているのかもしれません。そう言えば久島の姉の名前が「のぶ代」なのは、17話シナリオに書かれていますが…。本編に無いモノは準公式扱いとして下さい。原作無いし、ファジーな部分も多いです。このコメントも含めて(笑)。
――20話でミナモが霞に言っていた、デザイン系に進みたがっている友達とは誰なのでしょうか?
特に符合する要素ないですが、個人的にはサヤカかなと。
――容貌が似通っている事から13話オンエア時から噂になっていたのですが、1話の冒頭に出てくる電理研の面々は、13話で波留の子供時代に登場した少年達が成長した姿なのでしょうか?
そんなオーダーは有りません。別人です。流石に世界狭すぎますよ、それ。
――ホロンが「男性のお誘いは出来る限り応える設定になっている」のは、タイプ・ホロン共通のものなのでしょうか?それともこれも久島オリジナル設定なのでしょうか?
タイプ・ホロンの内の接客用仕様のオプションですかね。チョイスしたのは久島ですよね、何故かなぁ(笑)。オペ子仕様その他には無いでしょう。でもデート止まりですよ、それ以上は法律に触れるし。
初期化ホロンBは三ヶ月前の状態ですが、そこは設定変更されるのでは。ソウタ権限で。また感情とプログラムが二律背反するとメンドイですからね。何せソウタとはラブラブでハグハグでピコピコになるでしょうから(笑)。…冗談です。
――それでは、最後に一言お願いします。
基本設定が膨大で本編で明示するのは早い段階で諦めました。人物周りの交流、繋がりを描ければ良いと割り切り。難解な理念は日常的な現象に喩えることで説明を短くし、ドラマを寸断しないように配慮して。
ヒトの負の感情は描きませんでした。唯の願望です。その代わり、寂しさ切なさは強調しました。それは愛の裏返しですから。
盛り上がりも作りませんでした。快感原理は強すぎて総てを消してしまうから。満足感は要らないと考えます。そこで終わってしまいますから。
RDは生き物を代表する人(の生き方)と自然の繋がりを海になぞらえて作ったお話でした。行間が多く不透明なのは不親切ですが海原は見渡せると思います。浅瀬から、彼方の水平線まで、多くのモノを水面下に沈めました。浜で眺めて引き返しても構いません。でも履物(既成観念)を脱ぎ、足を波に浸し、更に海中に(想像力を持って)ダイブすれば、違った世界が見えてくると思います。
ベースはホロニズムで、生命自然科学、社会現象学始め、認知などのトバ口を見せています。
RDというパッケージはそれ自体では完結しません。故に面白いモノでは在りません。視聴者の皆さんが日常に立ち戻って現実を豊かにするキッカケになった時、初めて意味と価値が出るでしょう。本編外でクドクド語る大愚も含めて価値観に波を起こすことを強く願った次第です。大変失礼しました。――RD責任者より
………以上で、この擬似インタビューシリーズは終了です。1ヶ月以上お付き合い頂きました氏と、blog閲覧者の皆様には、本当に感謝です。
氏とは9月初頭からやり取りを行わせて頂いておりました。
ですからこのblogのRD感想においては、ネタバレを知って書いている部分は殆どありませんし(むしろ6月末に出回ったアレをしかとしようとするのがしんどかったですよ)、公式見解とは相反する推測をしている箇所も多々あります。うちのblogでソースも添付してないのに公式見解(に近い)と言えるのは、あくまでもこの「擬似インタビューシリーズ」のみです。
ともかく、その9月頃から色々な情報を頂いていた訳ですが、私だけが独占してても勿体ないよなと言う思いを常々抱いており、「最終回を迎えた後ならば、情報公開してもいいのではないでしょうか」と、この企画を持ち掛けさせて頂きました。
結果、了承して頂き、今の状況があります。
RDは残念ながら(と言うべきなのか)アニメ誌などにおいて露出が殆どなく、このように作品世界が語られる機会がありませんでした。製作側とファン双方にとって、手助けとなったならば、場を設けさせて頂いた甲斐があるのですが。
この擬似インタビューは、今までやり取りさせて頂いた様々なログを纏めてインタビュー形式の原稿にして、それを叩き台として氏に送信し、それに加筆訂正して頂くと言う手法を取ってきました。そのため、これらの原稿は全てチェック済みと思って頂いて大丈夫です。
その中で加筆された部分には今まで伺ってなかった事も多々あり(今回で言うなら、メカ沢て)、私も新鮮な気分で行わせて頂きました。お忙しい中だと言うのにチェックし続けて下さった氏には、本当に感謝の言葉をいくら申し上げても足りません。
アニメの本放送は1ヶ月前に終了済みですし、アニマックスでも今週遂に最終回でした。地上波の遅延地域でも続々ゴールを迎えています。
そんな中ですが、ちょろっとこのインタビューをチェックし直して、録画を見返してみるのも面白いかもしれません。BOX2も今月リリースですし。しかしアニマックスで2周目はやらないのでしょうか…12月の予定にも載ってないし。来年になっちゃうのかな。布教し辛いなあ。
私はアニメには全く疎い人間でして、RDに対しても単なる1ファンに過ぎません。
そんな立場の者ですが、このような機会に恵まれた事に、様々な存在に対して感謝します。ありがとうございました。
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